2022 Fiscal Year Research-status Report
グローバルヒストリーにおける御真影と教育勅語の研究:米国の影響を中心に
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22K13205
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Research Institution | Soka University |
Principal Investigator |
吉江 弘和 創価大学, 国際教養学部, 講師 (30816567)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 御真影 / 教育勅語 / グローバルヒストリー / 天皇制 |
Outline of Annual Research Achievements |
明治維新(1868年)から敗戦(1945年)までの間に日本が経験した社会・政治の変動や戦争、また海外拡張の原動力として、天皇及び皇室の存在が注目されてきた。実際にどのように原動力となったのかを理解するために天皇の象徴である「教育勅語」と「御真影」の役割に筆者は焦点を当ててきた。そして若手研究として助成を受けている本研究では、海外、特にアメリカの指導者や教育者はそれらに対しどのような評価を行い、そしてそれがどのように日本での政策や教育実践の形成において寄与したのかを解明することが目的である。 以上の目的に鑑みて、初年度である2022年度は大きな成果を得ることができたと考える。まず初めに、米国に渡り関連施設(コロンビア大学図書館等)を訪問し資料の収集を行った。さらに2023年3月に開催されたアジア研究学会(ボストン)に参加し、本研究に関連する研究者数名と面会を行うことができた。また、本研究の成果を発表する機会をいくつか得た。例えば2022年10月にはアメリカのシラキュース大学で開催された東アジア研究学会に参加し、「Estranged Bedfellows of the Japanese Monarchy: History of the Imperial Portrait and the Imperial Rescript on Education」という題目で発表を行った。これら活動は、本研究を継続する地盤の構築につながると考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍にもかかわらず、所属大学等の支援もありおりよく渡米する機会を得た。そのため学会での発表や資料調査を遂行できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は初年度に培った研究活動の土台を活かし、研究の継続を行う。
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Causes of Carryover |
コロナ禍にもかかわらず学会発表及び資料調査などを目的として渡米する機会を得たため、本年度は渡米に関連した旅費の支出が中心となった。その代わり、当初予定していた関連書籍の購入は翌年度に見送ることにした。
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Research Products
(1 results)