2024 Fiscal Year Research-status Report
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22K13256
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| Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
須崎 成二 立正大学, 地球環境科学部, 助教 (30937678)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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| Keywords | 同性愛地区 / ゲイ / レズビアン / 同性愛者 / 台北 / 東京 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は主に英語圏と日本における同性愛地区の特徴を先行する研究に基づき整理した.英語圏においては,英国ロンドンのソーホー地区,米国サンフランシスコ州のカストロ地区,豪州シドニーのオックスフォード地区の同性愛地区としての変遷をまとめた.都市内部に形成されるこれらの同性愛地区は社会的要因によって衰退している一方で,近年では郊外にクィアフレンドリーネイバーフッド(queer friendly neighborhood)が出現している.日本の同性愛地区の事例については,東京都新宿区新宿二丁目地区の変遷についてまとめた.さらに,同性愛地区はゲイが中心の空間であると認識されているが,レズビアンがコミュニティを形成する空間でもある.ただし,都市空間においてレズビアンはゲイと比較して不可視化される傾向にあり,その背景にはゲイとレズビアンの経済的・社会的格差がある. 次に,台北市のゲイビジネスおよびレズビアンビジネスが新型コロナウイルス感染流行中にいかにして店舗の経営を継続していたのかを,都市における同性愛地区の存続に結びつけて明らかにした.両者はアルコールの提供や飲食店や顧客の密集・密接が生じるクラブなど,いわゆる感染の「温床」となるビジネススタイルであった.台湾政府は「温床」となりうる商業施設に対して,他の一般的な商業施設よりも強い規制をかけた.一方で政府からの補助金は限定的であったため,ゲイビジネスおよびレズビアンビジネスは店舗を存続させるためには自助的な対策に多くを依存していた. 最後に,日本の同性愛地区の展開を理解するため,1970年代から2010年代に発刊されたゲイ向け雑誌の情報にもとづき,東京および大阪の立地していたゲイバーの店舗情報に関するデータベースを完成させた.
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
データ収集とデータの分析に想定以上の時間がかかったため.
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| Strategy for Future Research Activity |
完成させたデータベースをもとにGISツールを用いて地図化し,同性愛地区の空間的な拡大もしくは移動や消失を把握する. 東京,大阪,台北で開催されるセクシュアルマイノリティのパレードの開催地および順路などの変遷を把握することで,パレードと同性愛地区との空間的な関係性を理解する.
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| Causes of Carryover |
学内業務が多忙で大阪への研究調査が行えなかったため.その分を次年度分として請求する.
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