2022 Fiscal Year Research-status Report
Research on the Impact of VR-powered English Teaching on Japanese Learners' Self-Efficacy and Learning Outcomes
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22K13756
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Research Institution | International Professional University of Technology in Osaka |
Principal Investigator |
ALIZADEH MEHRASA 大阪国際工科専門職大学, 工科学部, 助教 (60866961)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | VR / Virtual reality / バーチャルリアリティ / エンゲージメント / 学習効果 / Engagement / Learning outcomes / Small Talk |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はVRなどの仮想空間を利用した英語教育の有効性を検証することを目的としている.そのため,初年度の前半はVRを利用した語学教育に関する参考文献を学術データベースより収集し,2020年から2022年までの間,国際ジャーナルに掲載された論文の成果を取りまとめ,スコーピングレビューを行った.スコーピング レビューの結果は,学習者の心理状態と学習成果に対する VR の影響を効果的に調査する縦断的実験研究が不足していることが明らかになった.本レビューの成果をASCILITE2022国際会議に投稿し,研究論文を発表した.そして,被験者実験の準備に向けて倫理審査の申請を所属先の機関において完了し,承認を得た.研究力者を通して,11月中に公募を発信し,複数の大学から37名の被験者を募集できた.12月から2月までは被験者実験の第一段階をZoomで実施した.本実験は比較群のデータ収集実験であり,募集した被験者に対して教育実践も兼ねたデータ収集実験を行った.今回の実験はZoomを用いた遠隔実験であり,複数の大学から募集した被験者に長期間に協力いただいた.授業内容は英語におけるスモールターク術であり,データ内容はZoomにおける映像・音声データ及びエンゲージメント等の心理状態に関するアンケート調査・インタビュアー調査のデータである.収集したデータを2023年度中に分析し,段階的に国内外の学会及びジャーナルに投稿する予定である.また,本研究課題を継続するため,2023年度中に実験群のデータ収集を行う予定もあり,分析でき次第,研究成果を国内・海外学会で発表し,学術雑誌に投稿する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
計画的に倫理審査を通すことができ,比較群の実験もすでに実施できたため,本課題は当初の計画以上に発展していると判断する.そして,比較群の実験データも現在分析中であり,順調に今年度中に第一段階の結果を国内外の学会で発表し,研究を進めていきたいと思う.
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は,実験群のデータ収集を行う予定であり,ブラウザー上にアクセスできる仮想空間を利用した数週間の実験を行っていきたい.この実験のため,約30名の被験者を募集し,スモールトーク術をテーマにした授業実践かつデータ収集を実施する.また,2022年度と今年度の結果を併せて国内外の学会で発表したり,学術論文を国際ジャーナルに投稿する予定である.
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Causes of Carryover |
CAMTESOL2023国際会議(2月17日~19日)の旅費で使う予定だったが,被験者実験と予定が被ってしまい、2023年度の12月に開催予定のASCILITE2023国際会議で使用する予定である.
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