2023 Fiscal Year Research-status Report
Research on the Impact of VR-powered English Teaching on Japanese Learners' Self-Efficacy and Learning Outcomes
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22K13756
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Research Institution | International Professional University of Technology in Osaka |
Principal Investigator |
ALIZADEH MEHRASA 大阪国際工科専門職大学, 工科学部, 助教 (60866961)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | VR / Virtual reality / バーチャルリアリティ / エンゲージメント / 学習効果 / Engagement / Learning outcomes / Small Talk |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,バーチャル空間が英語教育に及ぼす影響を検証することを目的としている.そのため,2022年度には,ベースラインを作るため,Zoomを用いた教育実践に兼ねてデータ収集を実施した.2023年度の前半には,Zoomを利用した教育実践で収集したデータを分析し,その成果を国内外の研究会議で発表した.2023年度の後半には,WebVR技術を活用した「Frame」というVR空間を使用し,教育実践およびデータ収集のための実験を行った.Frameは,パソコン,モバイル端末,またはVRヘッドマウントディスプレイで利用可能なVR空間であり,BYOD(Bring Your Own Device)の教育現場に適していると考えられる.VR群の実験では,Zoomでの実施時と同様に,複数の大学から募集した被験者に11週間にわたる長期間の協力を得て実施された.授業内容は,英会話におけるスモールトークの技術に重点を置いており,収集されたデータには,VR空間内での映像や音声,さらにエンゲージメントや不安などの心理状態を測定するためのアンケートやインタビューによる情報が含まれている.これらのデータは2024年度に分析し,研究結果は国内外の学術会議や学術ジャーナルへの投稿を予定している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
計画的に倫理審査を再度通すことができ,VR群の実験もすでに実施できたため,本課題は当初の計画以上に発展していると判断する.そして,比較群の実験データも分析し,順調に2023年度中に結果を国内外の学会で発表した.
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は,Zoom及びVR群のデータを分析する予定であり,研究成果を幅広く発信していきたい.また,国内の研究大会だけでなく,国際会議における研究発表やワークショップを実施する予定である.さらに,発表を通じて他研究者から得たフィードバックをもとに,研究成果を学術論文として国際ジャーナルに投稿する予定である.
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Causes of Carryover |
2023年度はまだ研究が途中の段階であったため、対面の国際会議に参加せず、209,905円の金額を2024年度中に予定している国際会議における研究成果発表のため使いたい。
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