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2023 Fiscal Year Research-status Report

非線形分散型方程式における解挙動の多面的研究

Research Project

Project/Area Number 22K13941
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

宮崎 隼人  香川大学, 教育学部, 准教授 (70752202)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2027-03-31
Keywords非線形シュレディンガー方程式 / 調和振動子 / 散乱問題
Outline of Annual Research Achievements

2023年度は、時間減衰する調和振動子を持つ非線形シュレディンガー方程式(NLS)について、非線形項が散乱の意味での臨界べきを持つ場合における散乱作用素の構成を行った。散乱作用素を構成するには、与えられた漸近形に時刻負の無限大で漸近するような解を構成する終値問題、与えられた適切なクラスの初期値に対する解が時間大域的であり、さらに特定の漸近形に時刻無限大で漸近することを示す初期値問題の2つの問題を解く必要がある。これら各々の問題が解けることは、時刻負の無限大での漸近形から初期値への写像を意味する波動作用素と、初期値から時刻正の無限大での漸近形への写像を意味する逆波動作用素を与えることを意味し、波動作用素の値域が逆波動作用素の定義域に含まれるとき、散乱作用素を構成することができる。この散乱作用素を構成することは非線形方程式で支配される系における、過去の状態から未来の状態への対応を与えることに繋がる。
本問題について、昨年度に終値問題について期待された結果を得ることができていたので、今年度は初期値問題について研究を進め、おおよそ期待される結果を得ることができた。また、終値問題についても評価を改良し見通しのよいものにできた。これらの結果は川本昌紀氏との共同研究であり、既に論文にまとめ投稿中である。
次に、川本昌紀氏、眞崎聡氏との共同研究として、ゲージ不変でないべき型非線形項を持つポテンシャルを持たないNLSの適切性に関する研究を進めている。現在論文にまとめている段階であり、近日中に公表予定である。
また、昨年度Journal of Differential Equationsに掲載受理されていた川本昌紀氏との共著論文が、無事出版された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2023年度は、継続課題であった時間減衰する調和振動子を持つ非線形シュレディンガー方程式の散乱問題の研究について、川本昌紀氏と共著論文を執筆することができた。また、海外講演1件を含む5件の講演を行い、研究成果の発信も定期的に行うことができた。
加えて、3回の研究集会を主催したり国内外の研究会に参加したりすることや、共同研究者との対面での議論を行うことにより、本研究課題に関連する新たな研究も始めることができた。以上を踏まえ、進捗状況をおおむね順調に進展していると評価した。

Strategy for Future Research Activity

まず継続課題である、ゲージ不変でない非線形項を持つNLSの適切性に関する研究を完成させ論文にまとめる。また、2024年度は本研究課題のテーマの一つである非線形クライン・ゴルドン方程式の定在波の安定性に関する研究に焦点を当て、取り組んでいきたい。予算執行について、一昨年度までの科研費の研究期間を1年延長していたので大きな残額が生じている。共同研究者の招聘や研究連絡、研究集会実施に伴う講演者の招聘等、研究成果に繋がるよう計画を立て、適切に予算執行を行いたい。

Causes of Carryover

新型コロナウィルス感染症の影響により、2021年度までの研究期間であった科研費を期間延長し本研究課題1年目の予算に当てたため、現時点も大きな残額が生じている。共同研究者の招聘や研究連絡、研究集会実施に伴う講演者の招聘等、研究成果に繋がるよう計画を立て、適切に予算執行を行いたい。

  • Research Products

    (5 results)

All 2024 2023

All Presentation (5 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results,  Invited: 4 results)

  • [Presentation] 消散構造を持つ非線形シュレディンガー方程式における解の質量減衰について2024

    • Author(s)
      宮崎隼人
    • Organizer
      第219回愛媛大学解析セミナー
    • Invited
  • [Presentation] Modified Scattering Operator for Nonlinear Schroedinger Equations with a Time-Decaying Harmonic Potential2024

    • Author(s)
      Hayato Miyazaki
    • Organizer
      Colloquium at Department of Mathematics, National Cheng Kung University
    • Int'l Joint Research / Invited
  • [Presentation] 時間減衰する調和振動子を持つ非線形シュレディンガー方程式の修正散乱作用素について2024

    • Author(s)
      川本昌紀, 宮崎隼人
    • Organizer
      日本数学会2024年度年会
  • [Presentation] 時間減衰する調和振動子を持つ非線形シュレディンガー方程式の修正散乱作用素について2023

    • Author(s)
      宮崎隼人
    • Organizer
      第4回大同大学若手微分方程式セミナー
    • Invited
  • [Presentation] 時間減衰する調和振動子を持つ非線形シュレディンガー方程式の修正散乱作用素について2023

    • Author(s)
      宮崎隼人
    • Organizer
      合宿型研究集会「非線型分散型・双曲型偏微分方程式の解の長時間挙動」
    • Invited

URL: 

Published: 2024-12-25  

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