2024 Fiscal Year Annual Research Report
仮想空間における身体所作を利用した身体伸縮錯覚の誘発に関する研究
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22K17940
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| Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
石原 由貴 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 講師 (40938065)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 身体イメージ / VR / 身体所有感 / 行為主体感 / 疼痛 / ストレッチング / 視覚フィードバック / 錯覚 |
| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は前年度実施に至らなかった配布用の指の伸縮アプリケーションの制作を行い、その成果を「ヒューマンインタフェースシンポジウム2024」にて発表を行った(デモ対話発表)。本制作物は前年度まで制作・検証を行った「指の伸縮を想起させる行為」による入力等を通じ、ユーザーが自在に指の伸縮を体験し、体験前後で疼痛の程度を評価するシステムとなっている。今後は手・指の疼痛を持つユーザーに対するヒアリングを行い、ユーザー単独で本システムがスムーズに体験可能となっているかを評価した上で、リリースを行いたい。 また前年度までの実験にて、視覚刺激と同時に触覚刺激を与えることで、大きな錯覚感を誘起可能であることが改めて示されたことから、ユーザー単独で実施が可能かつ触覚刺激を取り入れる手法についても検討を行った。そこで補助者が与える触覚刺激と同じく、固有感覚への刺激を体験者自身によって与えることが可能な“ストレッチング動作”に着目し、動作により刺激される筋の伸長感と同期する視覚フィードバックの提示を行うことで、体験者単独で実施可能かつ、より伸長感の感じられる背伸びストレッチング環境を提案・制作した。具体的には、体験者自身が腕を上方へと引き上げる"背伸び"動作時に、VR空間上で視覚的に上半身を伸長させたアバターを提示するVR環境を制作した。この環境下にて、背伸び動作に合わせて通常サイズのアバター提示と背面部が伸長したアバターを提示する比較実験を行ったところ、背面部の筋の伸長感がより誘起されることが示された。この成果は「日本イメージ心理学会第 25 回大会」にて発表を行った。 その他ユーザー単独で触覚刺激を与える手法として、レーザー加工機を用いたオープンソースで配布可能な伸縮感を強化するための触覚刺激を付与する補助具制作、ユーザー自身が指を引っ張った場合と従来手法の錯覚強度の比較についても検討中である。
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