2024 Fiscal Year Annual Research Report
Research on Remote Funeral Attendance: Case Studies and Design Practices
| Project/Area Number |
22K18447
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| Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
瓜生 大輔 芝浦工業大学, デザイン工学部, 助教 (40635562)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金 セッピョル 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 客員助教 (00791310)
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| Project Period (FY) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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| Keywords | バーチャル葬儀 / 遠隔葬儀参列 / フィールドワーク / 映画 |
| Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の活動として、また本研究の総括として、バーチャル葬儀に関するデザインフィクション映画『それはかつてあったから』を制作した。映画の制作動機、制作過程、作品の中で描いたバーチャル葬儀にかかわるプロトタイプなどについてまとめた論文をACM CHI 2025に投稿し、フルペーパーとして採択された。同作品は2025年3月27日に芝浦工業大学豊洲キャンパスにおいて初の一般上映会を、4月30日にはCHI 2025学会会場近くのkino cinema横浜みなとみらいにて英語字幕版の上映会を開催した。研究期間終了後も引き続き上映の機会を設ける。
昨年度までの調査により、コロナ禍を経た現在、本研究の主題である遠隔葬儀参列はほとんど行われていない状況が明らかになった。しかしながら、グローバル化が進み、かつ超高齢化社会を迎えるなか、ニーズが消滅することはなく、むしろ今後ふたたびバーチャル葬儀が求められるようになると本研究チームは考えている。そのビジョンとひとつのデザイン提案として、研究コミュニティーに向けた成果発信のみならず、葬祭事業者、一般の方にも見ていただけるフィクション映画作品を残すにいたった。
映画制作の傍ら、海外でのバーチャル葬儀に関する文献調査と実地調査にも取り組んだ。その結果、日本国外ではコロナ禍以後もバーチャル葬儀に関する実施例が見られ、地域によっては慣習として根づきつつあることを確認した。たとえば、移民が多く暮らすオーストラリアでは、葬儀に駆けつけられない家族・親戚に向けたオンライン配信、映像記録サービスがコロナ禍以後も利用されている。メルボルンにおいて、映像配信事業者やユダヤ教徒向けの葬儀を提供する方へのインタビューを実施し、これらの状況を具体的に把握した。本調査結果についての報告は研究期間終了後に取り組む。
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