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2023 Fiscal Year Annual Research Report

脳疾患を標的とする ”Nose-to-Brain" 経路に適した粘膜透過型薬物キャリアの開発

Research Project

Project/Area Number 22K20725
Research InstitutionShowa Pharmaceutical University

Principal Investigator

萩原 芙美子  昭和薬科大学, 薬学部, 特任助教 (00963993)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
KeywordsDDS / Nose-to-Brain / アデノウイルス / CAR / BBB
Outline of Annual Research Achievements

本研究ではマウスのCoxsackievirus and Adenovirus Receptor (CAR) に結合可能な変異型アデノウイルス (Ad) タンパク質を創製するため、ファージディスプレイライブラリー法を用いることとした。ファージディスプレイ法を用いるため、ヒトAdのCAR結合可能領域を目的遺伝子としてAdプラスミドから切り出し、ファージプラスミドのタンパク質をコードする部位に目的遺伝子を組み込んだ。その後、得られた組み換えファージミドベクターを用いてファージ粒子を作製した。まず、ファージディスプレイ法を用いるには、hCARへの結合が前提条件である。そこでhCARを発現させた SF295 細胞 (SF295-CAR) に Ad5knob 発現ファージを作用させ、フローサイトメトリーを用いて結合性を評価したところ、Ad5knob 発現ファージのhCARへの結合性は見られなかった。そこで、SF295-CARのhCARの発現量を評価するため、SF295およびSF295-CARへのAd5knob の結合性をフローサイトメトリーで評価したところSF295-CARの方が蛍光強度が高くなったことから、CARは問題なく発現していると考えられた。続いて、Ad5knob 発現ファージと hCAR の特異的な結合性を明らかにするために、野生型ファージの hCAR への結合性を評価した。CARへの特異的な結合をフローサイトメトリーにて検討したところ、野生型と組み換え型に大きな差は見られなかったことから、特異的な結合はしていないと考えられた。
以上より、作製した組み換えファージミドベクターに原因があると考え、組み換えファージミドベクターの配列を再考する必要がある。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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