2022 Fiscal Year Research-status Report
循環器病・腎臓病・生活習慣病の発症・重症化に関する因子の探索および医療経済研究
Project/Area Number |
22K21133
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Research Institution | National Institute of Public Health |
Principal Investigator |
鈴木 裕太 国立保健医療科学院, その他部局等, 研究員 (50954848)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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Keywords | 循環器病 / 腎臓病 / 生活習慣病 / リアルワールドデータ / 費用対効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
本邦では、循環器病や腎臓病の患者数が増加している。循環器病や腎臓病は患者の生命予後を悪化させるだけでなく、医療費の増大に繋がることから、循環器病や腎臓病、ひいてはその前段階にある生活習慣病の発症予防や重症化予防が極めて重要となっている。本研究は、本邦のリアルワールドデータベースなどを積極的に用いて循環器病・腎臓病・生活習慣病の発症・重症化の関連因子を探索することに加えて、特定された関連因子に対する治療介入の費用対効果分析を実施することが目的である。具体的には、以下の内容についての検討を行っている① 循環器病・腎臓病・生活習慣病の発症に関連する因子の探索および循環器病・腎臓病・生活習慣病発症予測モデルの開発② 循環器病・腎臓病・生活習慣病を有する症例での合併症発症など重症化に関連する因子の探索③ 特定された循環器病・腎臓病・生活習慣病関連因子に対する治療介入の費用効果分析。これらに関連する研究テーマについて、学会発表や論文投稿を行っている。学会発表においては、糖尿病の重症化予防についての薬剤疫学研究についての発表をおこなった。また、本課題において実施してきたリアルワールドデータ研究についてのシンポジウム発表を行った。論文投稿においては糖尿病の重症化予防を目的とした生活習慣介入などの費用対効果分析を行い、糖尿病患者に対する腎臓病発症予防を目的とした生活習慣介入は費用対効果が良好となることを示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に基づいて、学会発表や論文投稿を実施している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に基づいて、引き続き、学会発表や論文投稿を実施していく。
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Causes of Carryover |
2年度分にわたる研究計画であるため。
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