• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2023 Fiscal Year Annual Research Report

地理情報システム(GIS)と3D都市モデルを用いたCOVID-19流行リスクマップの開発

Research Project

Project/Area Number 22K21188
Research InstitutionOsaka Medical and Pharmaceutical University

Principal Investigator

堀池 諒  大阪医科薬科大学, 看護学部, 助教 (00842056)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
KeywordsQGIS / 感染症 / スキャン検定 / オープンデータ / 健康危機管理 / EBPM / COVID-19 / 人流
Outline of Annual Research Achievements

本研究では1つのデータを除きすべてオープンデータを用いて解析を行った。人流データ、人口データは1kmメッシュ単位のデータを用い、エリアごとの特徴を把握するために事業所立地データを用いた。人流及び人口はCOVID-19発生前の平時における人流クラスターを検出するため2019年1月~12月のデータを利用した。研究当初は地域の感染症リスクを色によって可視化することを検討していた。しかしながら統計的に解析する方法を模索し空間疫学的手法として空間スキャン検定によって分析した。スキャン検定はオープンソースであるSaTScanを用いてリスク比を算出することで、リスクを色ではなく明確に有意差をもってして明らかにすることができた。検出されたクラスターの情報をGISソフトであるQGISで他のデータともに表現しクラスターエリアの特徴を把握した。さらに月毎のクラスターエリアを特定することができ、これまでの感染症対策では人口密集となりえるイベントを把握しその後、イベント開催場所を特定する方向性であったが、本研究によって月毎の人流集積地点を明らかにすることができた。これは、月ごとのベースライン値と期待値を元に、人流が集積するエリアをまず特定することができ、その後にイベントや地域特徴を把握するため網羅的である。本研究の結果はcovid-19のみならず、インフルエンザやRSウイルスといった感染症に適用できるだけでなく、オープンデータで構成されているため、未知の感染症についても対応可能であると示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] Using Spatial Scan Statistics and Geographic Information Systems to Detect Monthly Human Mobility Clusters and Analyze Cluster Area Characteristics2024

    • Author(s)
      Ryo Horiike, Tomoya Itatani, Hisao Nakai, Daisuke Nishioka, Aoi Kataoka, Yuri Ito
    • Journal Title

      JMA Journal

      Volume: - Pages: -

    • DOI

      10.31662/jmaj.2023-0208

    • Peer Reviewed / Open Access

URL: 

Published: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi