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2022 Fiscal Year Research-status Report

上腕骨の骨形態・骨質からみた成長期野球選手の投球障害発症要因の解明

Research Project

Project/Area Number 22K21218
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

筒井 俊春  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 助教 (10962326)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
Keywords野球 / MRI / 投球障害 / 成長期
Outline of Annual Research Achievements

野球選手は繰り返される投球動作によって肩や肘など上肢の障害が多発する。現在までに年齢、投球数過多、胸椎後弯増大や股関節内旋制限などが危険因子として明らかとなってきた。しかしながら上記に挙げた危険因子は成人にも通ずる因子であり、成長期野球選手特有の課題とは言い切れない。すなわち、成長期の特徴を考慮した新たな投球障害発症メカニズムの提唱が必要であると考えられる。本研究は、上腕骨の骨形態・骨質の部位差が成長期野球選手の投球障害発症に及ぼす機序を解明することを目的とした。
令和4年度は、中学生野球選手約50名を対象にMR撮像およびDXA撮像を実施した。現在、MR画像から得られる骨形態指標を解析中である。得られた結果について、学会発表(日本成長学会もしくは日本臨床スポーツ医学会)で発表予定である。また、横断データを予定通り国内誌に投稿予定である。一方で、得られたMR画像データから上腕の筋横断面積を求め、投球障害の有無で比較した論文を作成し、海外誌に投稿、現在査読中である。
今後は対象数を増やし、前向きの検討を進めていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

試合スケジュールと測定日が重複したことや測定欠席が当初予定していたものより多かったこともあり、対象数が十分とはいえない状況である。今後実施予定の、すでに決定しているスケジュールもありるため、引き続きベースラインデータを収集していく予定である。

Strategy for Future Research Activity

今後はメディカルチェックに参加した同一選手を対象に前向きに追跡調査を行い、投球障害発生との関連を検証していく。

Causes of Carryover

画像解析ソフトウェアの支出を計上していたが、別途使用することができたため、令和5年度の支出とさせていただこうと考えている。また、世界的な半導体不足の影響で、購入予定であったカメラセットの納期が大幅に遅れている。昨年度メーカーに問い合わせたところ、令和5年の冬頃の納品予定とのことであった。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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