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2022 Fiscal Year Research-status Report

歩行解析と健康情報のモダリティフュージョンによる超早期認知症スクリーニングの実現

Research Project

Project/Area Number 22K21313
Research InstitutionInternational Professional University of Technology in Nagoya

Principal Investigator

竹尾 淳  名古屋国際工科専門職大学, 工科学部, 講師 (20729222)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
Keywords健康測定情報 / 歩容解析 / レビー小体型認知症 / パーキンソニズム / 認知症スクリーニング / モダリティ統合
Outline of Annual Research Achievements

本研究は,歩容の乱れと関係のあるレビー小体型認知症に着目し,レビー小体型認知症の前駆症状の前兆を発見できる超早期スクリーニングモデルの構築を目的としている.そのため,健康測定会を実施して歩容を測定し,関節移動の解析や足首部の加速度情報から構築する学習モデルを構築する.また,質問票等の情報からもモデルを構築する.これらを統合し,まずはMCI(Mild Cognitive Impairment)のスクリーニング検査であるMoCA-J(Japanese version of Montreal Cognitive Assessment)を指標とした高い精度でのスクリーニング技術の実現を目指す.
今年度は,健康情報の質問や歩容の測定に関する幅広い測定項目の確立および会場内での実施妥当性について検討を行った.学会発表により専門家の意見も得られた.
測定会開催場所については,再検討が必要となり,それに伴う具体的な測定方法の調整やリクルート方法の見直し等を行った.その結果,当初の想定より多くの人数をリクルート可能な状態となった.研究参加者の層が想定よりも拡がると期待できる.
歩容解析についても,想定の手法が本研究に適用可能であることが確認できた.さらに,実装の準備を通して解析に関する知見を得た.
今後,変更点を反映した内容で倫理申請を行う.承認され次第,測定の説明会を開催し,十分に趣旨や内容を理解した上で研究に参加頂けるよう進める.同時に,研究者,医療従事者等の方々に協力依頼し,測定会を円滑に実施できるよう進めていく.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

測定項目については当初の予定通り実施可能であり,質問紙などの準備も整っている.また,想定してた歩容解析の手法が本測定に適用できることを確認した.
会場については変更することとなり,新たな会場の調査や選定に時間を要したが,利用可能な会場を選定することができた.それに伴い,リクルート人数を多く見積もることが可能となったため,関係者との開催時期の調整や測定会内での時間配分などを調整中である.現在,これらの変更点を修正した倫理申請の準備中である.

Strategy for Future Research Activity

今後,倫理申請が承認され次第,リクルートを開始し,測定会を開催する予定である.開催に先立ち,研究協力を検討いただける方を対象に説明会を行い,研究の趣旨を十分に理解頂いた上で参加できるよう配慮する.測定で得られたデータについて,質問票等による調査項目は,それらを特徴量としてモデルを構築する.歩容測定については,関節点を推定し,その動作特徴からモデルを構築する.そして,二つのモダリティを統合し,その精度を検証する予定である.

Causes of Carryover

初年度に開催予定していた健康測定会が遅れているため,それに関する旅費,人件費等が執行されなかった.次年度は測定会の実施,解析およびその成果発表のために使用する予定である.

  • Research Products

    (2 results)

All 2022

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 高齢者を対象とした健康調査および歩容測定による認知症スクリーニングツールの考案2022

    • Author(s)
      竹尾 淳,増尾 明,中村 早希,佐久間 拓人,川出 義浩,鈴木 匡,渡邊 航平,赤津 裕康,加藤 昇平
    • Organizer
      電子情報通信学会技術研究報告(信学技報) 福祉情報工学研究会(WIT)
  • [Presentation] 高齢者向け健康測定会から得られる健康および歩容の調査測定情報を用いた認知症スクリーニングツールの考案2022

    • Author(s)
      竹尾 淳,増尾 明,中村 早希,佐久間 拓人,川出 義浩,鈴木 匡,渡邊 航平,赤津 裕康,加藤 昇平
    • Organizer
      第20回 情報学ワークショップ(WiNF2022)

URL: 

Published: 2023-12-25  

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