2023 Fiscal Year Annual Research Report
Exploration, Memory, and Imagination: Modernity and the Knowledge of India in Japanese Buddhism
Project/Area Number |
22KF0128
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西村 明 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00381145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
STORTINI PARIDE 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Keywords | 近代日本 / 宗教的想像力 / インドイメージ / 仏教 / シルクロード / 視覚文化 / 物質文化 / 文芸 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究において、全国各地に点在する一時資料収集とインタビュー調査を実施した。具体的に行なった調査対象を挙げれば次の通りである。奈良市の薬師寺・奈良県高取町の壺阪寺(南法華寺)・長野県飯山市の真宗寺・長崎県島原市の大師堂天如塔における明治期渡印仏教僧に関する資料調査、東京大学附属図書館・大谷図書館・龍谷大学図書館・国立国会図書館における明治期の出版物と学術資料のアーカイブ調査。東京・京都・奈良の諸ミュージアム、および尾道と山梨の平山郁夫美術館における、シルクロードや仏教に関連する美術館展示とコレクションの分析。松坂屋史料館と揚輝荘における松坂屋創業者伊藤次郎左衛門祐民のインド巡礼に関する資料調査、多治見の瓦博物館における資料収集、 日本燐寸工業会における明治期インド向け輸出マッチ箱のヒンドゥー教神像ラベルコレクション調査、口之津町郷土資料館におけるからゆきさんの調査、福岡アジア美術館におけるインド大衆美術に関する黒田豊コレクションの調査などである。 こうした多彩な調査対象は、研究方法と密接に関連している。すなわち、宗教をめぐる思想が他の文化形態に与えた影響を学際的に明らかにすることを主眼としており、したがって、宗教思想史分野で従来から活用されてきた学術論文・学術雑誌・関連出版物といった活字刊行物にとどまらず、視覚文化や物質文化、旅行記・詩・小説などの文芸作品にも視野を向ける必要があったのである。これらの調査結果に基づいて、研究期間中に7本の口頭発表と6本の論文執筆(うち5本は刊行予定)を行った。
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Research Products
(5 results)