2023 Fiscal Year Annual Research Report
掃攻効率改善のための非ニュートン反応性流れによる二重置換界面の制御
Project/Area Number |
22KF0132
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
長津 雄一郎 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60372538)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
PATMONOAJI ANINDITYO 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Keywords | Viscous fingering |
Outline of Annual Research Achievements |
2流体および3流体系のデュアルディスプレイスメントフロントにおけるViscous fingering (VF)相互作用の安定性ダイナミクスを、粘性構成を変化させた数値シミュレーションによって初めて探求した。界面開始時間、指の速度、および有限スライスのブレークスルー時間を用いて、我々は初めて、有限スライスとバルク流体の様々な粘性構成による二重変位フロントにおけるVF相互作用の安定性ダイナミクスをモデル化しマップ化した。この新しいコンセプトから生まれたモデルとマップは、今後さらに発展させ、様々な構成のデュアルディスプレイスメントフロントの安定性ダイナミクスを探求し、デュアルディスプレイスメントフロントを活用する様々なアプリケーションに戦略的な利益をもたらすことができると考えている。したがって、本研究は、このようなVF相互作用からの安定性ダイナミクスモデルとマップの最初の探求と発見となるものである。 置換液は油を用いた。第1の置換液は、ポリアクリル酸(PAA)水溶液である。反応性の場合、第二の置換液は水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液である。この場合、PAA溶液とNaOH溶液の混和界面付近で粘度が上昇する。非反応型では,第2置換液は水であり,置換液と第1置換液は反応系と同じである。非反応性系と反応性系における置換の結果を、第2置換溶液の最も長い指がオイルとPAAの界面に到達した時間tbにおける置換パターンで比較する。tbが長いということは、第2置換溶液が第1置換溶液PAAをより効率的に置換していることを意味する。この時間tbは,反応系では非反応系に比べて約20%長くなった。これは、第二の置換液がポリマー溶液を置換することができる期間が20%増加することを意味する。
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