2022 Fiscal Year Annual Research Report
日本の科学技術政策と大湾区の革新発展研究・中日言語の比較対照研究
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22F31709
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
古川 裕 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (90219105)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG GUI 大阪大学, 人文科学研究科(研究院), 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2022-07-27 – 2024-03-31
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Keywords | 日本語 / 中国語 / 同形語 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本語と中国語の同形語を収集し分析対象に取り上げて、文法性と意味の両面における、両者の共通性とそれぞれの個性を比較対照した。 その結果、日本語と中国語における同形語は主に2音節漢字語で、話し言葉よりは書面語において使われることが多く、文体的には文言的なニュアンスがあることが分かってきた。 これは、日本人学習者に対する中国語教育において注意すべき点として扱うことを示唆するものである。また、中国人学習者に対する日本語教育においても、文字面での共通性だけに頼って教え学んではいけないことを示すものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
日本でのコロナ蔓延と中国でのビザ申請が時間がかかったことにより、日本への渡航が遅れたことにより、研究に着手することが遅くなったため、研究の進捗状況はやや遅れていると判定せざるを得ない。
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Strategy for Future Research Activity |
日本で研究を進めるという地の利を生かして、日本人中国語学習者に対するアンケート調査や実地インタビューなどを実施して、日本語と中国語の同形2音節漢字語に対する意識調査と習得状況に関する状況を調査したい。 また、関連文献や参考図書の収集を進めたい。
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