2022 Fiscal Year Annual Research Report
Regulation of cytosolic alkalization and calcium elevation in guard cells
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22F22096
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Okayama University |
Host Researcher |
村田 芳行 岡山大学, 環境生命科学学域, 教授 (70263621)
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Foreign Research Fellow |
ARIF MD. TAHJIB UL 岡山大学, 環境生命科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2022-09-28 – 2025-03-31
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Keywords | 気孔閉口 / 孔辺細胞 / 細胞質アルカリ化 / カルシウム濃度上昇 |
Outline of Annual Research Achievements |
植物は、種々のストレス刺激によって気孔を閉口させる。アブシシン酸とジャスモン酸は、その気孔閉口に深く関わる植物ホルモンである。アブシシン酸とジャスモン酸は、孔辺細胞内のカルシウム濃度上昇や細胞質アルカリ化を引き起こし、その下流でのアニオンチャネル(S型、R型)やカリウムチャネルの活性化や不活性化を起こし、気孔閉口を誘導する。しかし、そのカルシウム濃度上昇と細胞質アルカリ化の制御機構は十分に明らかにされていない。本研究では、1)カルシウム濃度上昇と細胞質アルカリ化における細胞膜(原形質膜と液胞膜等)に存在するATPaseとPPase等のプロトン輸送体の役割、2)アニオンチャネルやカリウムチャネルの活性化や不活性化における細胞質アルカリ化の役割、3)アニオンチャネルの活性化によるカルシウム濃度上昇パターンの制御を明らかにすることを試みた。 種々の変異体を用いて、気孔閉口、細胞質アルカリ化、細胞内カルシウム上昇、アニオンチャネル活性、カリウムチャネル活性への影響を解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、論文投稿を準備している。
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Strategy for Future Research Activity |
計画通り、変異体の解析を進める。
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