2023 Fiscal Year Research-status Report
老化によるCADASIL型変異NOTCH3タンパク質蓄積のメカニズム解析
Project/Area Number |
22KJ0484
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
鈴木 翔大 千葉大学, 医学薬学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Keywords | CADASIL / NOTCHシグナル / NOTCH3 / 血管平滑筋 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度は不死化血管平滑筋細胞imSMCのNOTCH3 CADASIL変異株の樹立、NOTCH3の分解、及び平滑筋の機能解析を並行して行なった。変異株の樹立について、CRISPR/Cas9システムによる相同組み換えを利用して、imSMCのNOTCH3遺伝子にCADASIL変異として報告されているC185RまたはR182Cを導入した。限界希釈によってホモ及びヘテロ変異株を樹立した。 次にNOTCH3 C185R, R182C変異体の分解を定量した。変異株を単独培養条件下および、 JAG1リガンド発現細胞との共培養条件下で培養後にシクロヘキシミドを添加することでNOTCH3の分解を追跡した。 さらに、コラーゲンゲル培養法を用いてimSMC NOTCH3 C185R, R182C変異株の収縮能を定量した。また、分化・増殖能を定量した。いずれの解析にしても細胞株のクローン差が生じてしまったので、今後は複数のクローンを用いて実験する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度は血管平滑筋細胞のCADASIL変異細胞株が樹立できて機能解析まで進めたが、細胞株のクローン差が出てしまったため。
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Strategy for Future Research Activity |
複数クローンを採取して増殖能が同程度の細胞株で野生型とCADASIL変異型の機能を解析していく。
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Causes of Carryover |
来年度の血管平滑筋細胞株の機能解析や培養等に使用する。
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Research Products
(4 results)