2014 Fiscal Year Annual Research Report
細胞活性化型キメラマトリックスの設計によるES/iPS細胞の機能と分化過程の制御
Project/Area Number |
23220014
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Research Institution | Foundation for Advancement of International Science |
Principal Investigator |
赤池 敏宏 公益財団法人国際科学振興財団, 再生医工学バイオマテリアル研究所, 所長 (30101207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小畠 英理 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 教授 (00225484)
長岡 正人 福井大学, 学内共同利用施設等, 助教 (90397050)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ES/iPS細胞 / 再生医工学 / 細胞用まな板 / 細胞マトリックス設計 / 神経細胞 / E-カドヘリン / N-カドヘリン / 均一系肝細胞反応 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、失われた臓器や組織を再生する再生医療が大いに注目を集めている。中でもE S/iPS細胞は、この再生医療を実現するための細胞ソースとして期待されれているが、その実現には工学的問題を中心に、多くの困難な課題がのしかかっている。本研究は、ES/iPS細胞用まな板というコンセプトに基づき、様々な固定化型細胞制御因子のオリジナルな設計を通じて、このE S/iPS細胞培養に関わる難関に生命理工学学際的にチャレンジした。すなわち、効率的な未分化増殖培養によるその大量培養法の開発と、その高効率かつ利便性の高い分化制御を実現し、簡便かつ安全性の高い細胞の大量確保に先駆け先鞭をつけた。山中らの方法を含めた世界中の方法がES/iPS細胞の均一な未分化状態の維持とその効率的な分化細胞の調製など決定的に不都合であった。このようなことから、コロニー形成をすることなしに単一細胞・均一系で培養できる系が望まれていた。 我々は、細胞接着分子として知られているE-カドヘリンを細胞認識性バイオマテリアルとして、この分子と免疫グロブリンのFc部分を融合させた、キメラタンパク質E-カドヘリンFc分子の設計に成功した。このE-カドヘリン-Fc固定型培養器材を用いることで、ES/iPS細胞をコロニー化させずに、均一に分散した単一細胞状態での培養を世界ではじめてチャレンジし、成功し、シグナルも比較解析した。 こうして、本研究によりES/iPS細胞均一な増殖・肝細胞・神経細胞への均一系での分化誘導と分離精製を可能とし再生医工学基礎技術を飛躍的に向上させた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Innovative Delivery of siRNA to Solid Tumors by Super Carbonate Apatite2015
Author(s)
Xin Wu,Hirofumi Yamamoto,Hiroyuki Nakanishi,Yuki Yamamoto,Akira Inoue,Mitsuyoshi Tei,Hajime Hirose,Mamoru Uemura,Junichi Nishimura,Taishi Hata,Ichiro Takemasa,Tsunekazu Mizushima,Sharif Hossain,Toshihiro Akaike,Nariaki Matsuura,Yuichiro Doki,Masaki Mori
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Journal Title
PLOS ONE
Volume: March4
Pages: 1-21
DOI
Peer Reviewed
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