2011 Fiscal Year Annual Research Report
仏教用語の現代基準訳語集および定義的用例集(バウッダコーシャ)の構築
Project/Area Number |
23222001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
斉藤 明 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (80170489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 文雄 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70151991)
佐久間 秀範 筑波大学, 人文社会科学研究科(系), 教授 (90225839)
宮崎 泉 京都大学, 文学研究科, 准教授 (40314166)
岩田 孝 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (80176552)
桜井 宗信 東北大学, 文学研究科, 教授 (30292171)
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Keywords | 印度哲学 / 仏教学 / 仏教用語 / 基準訳語集 / バウッダコーシャ / 定義的用例集 |
Research Abstract |
本年度は、前年度末の震災(3.11)の影響があり、始動がやや遅れたものの、交付申請書に記した「研究の目的」および平成23年度の「研究実施計画」に沿って研究を進め、ほぼ予定していた研究実績を残すことができた。研究代表者および分担者は、一次資料および二次資料(主に関連する研究資料)の入手のため、いくつかの海外の研究機関に出向いて調査を行い、必要資料の入手に努めた。また、各研究班では、作業を円滑に進めるための環境を整備するため、必要な関連物品を購入・設置した。 10月8日と3月14日に全体研究会を開催し、研究の基本方針の確認、本研究の基礎作業として遂行された関連基盤研究(A)における研究成果の紹介、各研究班の人員確保と作業計画の確認、5年間のプロジェクト遂行期間における具体的な研究成果に関する展望と課題をめぐって意見・情報交換を行った。なお、研究会の報告と研究発表の具体的な内容、ならびに各研究分担者および連携研究者・研究協力者による中間的な研究成果については、Newsletterを発行して記録として残すとともに、内外の関連研究機関・研究者に配布することを申し合わせた(同NewsletterのNo.1は、平成24年7月に刊行された)。 なお、研究代表者が率いる研究班では、毎週1回のペースで研究会を行うとともに、研究成果を逐次公開し、内外の意見・情報交換を行うことを目的として、本プロジェクトに関する独自のHPを作成した(http://www.l.utokyo.ac.jp/~b_kosha/start_index.html )。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の初年度に当たる本23年度は、震災の影響による補助金の内定および交付の遅れもあり、研究の始動が予定よりやや遅れる結果となった。それにも関わらず、各研究代表者と連携研究者および研究協力者の積極的な努力により、今年度の計画された研究はほぼ順調に遂行され、所期の目的はほぼ達成されたと総括している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後4年間は各研究班が実質的に研究を進める期間に当たる。この間は、年に2回ないし3回の全体研究会と、年に1回程のスパンで公開シンポジウムを開催するとともに、海外における関連プロジェクトとの交流を積極的に進める予定である。また、全体研究会の報告と研究発表の具体的な内容を紹介するとともに、研究分担者および連携研究者・研究協力者による中間的な研究成果を、年に2回発行予定のNewsletterで公開し、関連研究を遂行しつつある内外の研究者との意見・情報交換を積極的に進めたい。
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Research Products
(5 results)