2012 Fiscal Year Annual Research Report
運動学習・支援のための多次元情報記録・提示とモデルベース強化学習
Project/Area Number |
23240028
|
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
柴田 智広 九州工業大学, 生命体工学研究科(研究院), 教授 (40359873)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 佳郎 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (80240810)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | ロボティクス / 人間機械系 / 強化学習 / 生体計測 / 運動学習支援 |
Research Abstract |
今年度も引き続き実験システムの開発,健常者向けの実験,および非健常者向けのパイロット実験を行った. 健常者を対象としたダーツ投擲運動は実験効率が著しく悪かったため.スコア自動計測システムと,モーションキャプチャ成功判別システムの導入を進めた.並行して,四肢を用いたドラム演奏時の脳活動計測や,筋電位信号解析とそれによる外骨格制御の基礎研究を進めた. 実験室以外での計測も可能にするための,Microsoft Kinectと任天堂Wii Balance Boardを用いた安価で簡便な姿勢・バランス計測装置の開発も順調に進み,この装置を用いた,装置の有効性の評価も進めた.分担研究者の和田は平衡障がい患者に関する,連携協力者の中澤は子供の姿勢制御に関するパイロット実験を進めた.研究代表者はパーキンソン病患者に対するパイロット実験を行いつつ,神経内科医や理学療法士との実験体制の構築を進めた. 非健常者の歩行リハビリテーションを支援対象とした研究予定については,研究代表者所属機関が所有する歩行装置つき没入型3面ディスプレイが本研究に活用できない状態にあることが判明したため,断念せざるを得なかった.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
健常者を対象としたダーツ投擲運動学習支援の研究の実験効率が著しく悪いことが判明しため,実験システムの改善が必要であった. 非健常者の歩行リハビリテーションを支援対象とした研究予定については,これまで予定していた実験システムに不備があることが判明したため,断念せざるを得なかった.一方,平行障がい患者やパーキンソン病患者に対する実験体制の構築やパイロット実験は進めることができた.
|
Strategy for Future Research Activity |
健常者を対象としたダーツ投擲運動学習については,個人適応的な支援をモデルフリー型強化学習で行う研究について完了させ,得られ得たデータからモデルベース型強化学習で実現するために必要な予測モデルを構築の構築を目指す.非健常者向け研究については,平衡障がい患者とパーキンソン病患者を対象とした基礎的な計測・解析を繰り返しながら,支援研究の検討も進める.
|
Research Products
(4 results)