2011 Fiscal Year Annual Research Report
アジア採集狩猟民児童?大都市児童の発育発達多様性と環境の相互作用、含む標準値作製
Project/Area Number |
23240098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Otsuma Women's University |
Principal Investigator |
大澤 清二 大妻女子大学, 人間生活文化研究所, 所長 (50114046)
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Keywords | 民族別身体発達 / 南・東南アジア / 民族別発育 / 幼児 / 生育環境 |
Research Abstract |
【期間全体における目的】南・東南アジア(日本を含めてタイ、ミャンマー、ネパール児童の出生時~就学時)の発達の標準値を以下のA~Dで求め、併せてE~Kでは、特徴的、典型的な生育環境下における児童の発育と発達の諸相を明らかにする。 ●A.日本人児童、B.タイ人児童、C.ミャンマー(ビルマ)人児童、D.ネパール人児童。 ●E.採集狩猟民族ムラブリ児童、F.高度な発展を遂げたタイの大都市(チェンマイ市)と純農村僻地のタイ児童、G.内婚等で閉鎖的な社会における低身長の民族ラフ児童と近年目覚ましい大型化を遂げた民族ラオ児童、H.山地民ながら定住して安定的な生活を確保した場合と移住を余儀なくしている難民タイヤイ児童、I.平地から高地に至る多様な自然環境下のチェトリ、グルン、チベット、J.厳しいカースト社会における低カーストと高カーストのビシュカルマ、ブラーマン、K.鎖国政策下にあったミャンマーのヤンゴンとモン州農村の児童及び新首都ネピドーに移住した選良階級の児童。 6月~7月:役割分担毎に年間研究計画を作成した。 調査票作成と各国語への翻訳・印刷を行った(日本語、タイ語、ミャンマー語、ネパール語)。 8月~9月:ACEKの研究班は調査測定とデータ収集、BDFGHIJは事前調査を行った。 タイではチェンマイ、ウボンを拠点に、ミャンマーではヤンゴン、モーラミャイン。ネパールではカトマンズとポカラを拠点にした。収集データは現地(ミャンマー、タイ、日本)で入力した。 10月~11月:現地で調査を継続した。第1回調査の成果を持ち寄って検討会を開催。 補充調査事項の確認を行った。 12月~1月:第2回調査を実施し、データの補充を行った。 2月~3月:収集したデータを全て出力し、データクリーニングを行うと共に、解析用のデータセットを構成した。 1年を総括する検討会を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
調査開始時に、役割分担毎に年間研究計画を作成し、各地域における現地調整担当者を通じて協力者らに研究計画の説明をし、協力体制を確認し、綿密な調査準備をして、それに基づき調査、研究を実施しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は広範囲に及ぶ大規模な調査を同時に行うため、可能な限り、計画を厳守して諸活動を遂行するためにも参加する研究者間のネットワークと情報の共有化を図る。
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[Presentation] スポーツと寿命2012
Author(s)
大澤清二
Organizer
第10回愛媛県スポーツ研究会
Place of Presentation
えひめ共済会館(愛媛県松山市)(特別講演)
Year and Date
2012-09-17
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