2014 Fiscal Year Annual Research Report
無線情報エネルギー伝送技術を用いた再使用宇宙機用ワイヤレス安全監視システムの研究
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23246148
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
川崎 繁男 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (40266367)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲谷 芳文 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (10168403)
丸 祐介 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (20524101)
三田 信 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (40370100)
成尾 芳博 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (70150050)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ヘルスモニタリング / ワイヤレスセンサネットワーク / 無線電力伝送 / Fly-by-Wireless |
Outline of Annual Research Achievements |
H26年度は、本研究の最終年度として、無線情報電力(エネルギー)伝送技術を適用したICタグセンサのネットワーク化(ワイヤレスセンサネットワーク)による宇宙機用安全監視システムを構築した。この再使用宇宙機用ワイヤレス安全監視システムは、ハイブリッド集積回路によるセンサICタグ、集積回路技術による小型基地局、さらに、それらの制御、センサデータ通信、および、無線電力伝送をコントロールするファームウェア、および、データを表示するソフトウェアで構成されている。 宇宙機の電気ケーブル群を機体から排除する革新的なSpace-by-Wirelessシステムの実現するため、今年度は、S帯2.45GHz・Zigbeeによるセンサ情報・データ通信に関わる情報伝達と、強電界を生じるマイクロ波によるC帯5.8GHz無線電力伝送の両立性を、再使用宇宙機であるRVTモデル機を使って検証した。また、本実証のため、実験局免許も取得した。 RVT内において、距離25cm以上の見通し外センサデータ送受信、および、無線送電局出力10W、見通し距離25cmを同時に行う送受電実験において、基地局データ受信点のRSSI(Received Signal Strength Indicator)およびPER(Packet Error Rate)を測定し、データ受信電力-60dBm下で、エラーフリー(1%以下)の結果が得られた。実験に用いた試作品はプロトタイプであり、大きさは12cmx10cmx3cmである。マルチセンサ(温度、圧力、水素ガス)対応の基地局とし、各種センサデータや高速データ送信のため、周波数分割、および、時分割の通信・無線電力伝送用ソフトウェアからなる一連のシステムの開発を行った。モニタ対象として特に水素漏洩に着目するため,本研究の成果は将来の水素社会インフラ構築にも直結する.
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)