2014 Fiscal Year Annual Research Report
中国共産党に関する政治社会学的実証研究ーー中南海研究(Ⅱ)
Project/Area Number |
23252004
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
菱田 雅晴 法政大学, 法学部, 教授 (00199001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛里 和子 早稲田大学, 政治経済学術院, 名誉教授 (40200323)
天児 慧 早稲田大学, アジア太平洋研究科, 教授 (70150555)
加藤 弘之 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (70152741)
趙 宏偉 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (40265773)
高原 明生 東京大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (80240993)
大島 一二 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (40194138)
WANK David 上智大学, 国際教養学部, 教授 (60245793)
唐 亮 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (10257743)
小嶋 華津子 慶應義塾大学, 法学部, 准教授 (00344854)
朱 建栄 東洋学園大学, 人間科学部, 教授 (30248950)
加茂 具樹 慶應義塾大学, 総合政策学部, 准教授 (30365499)
南 裕子 一橋大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (40377057)
諏訪 一幸 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (50374632)
鈴木 隆 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (50446605)
阿古 智子 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (80388842)
中岡 まり 常磐大学, 国際学部, 准教授 (80364488)
中居 良文 学習院大学, 法学部, 教授 (80365072)
林 載桓 青山学院大学, 国際政治経済学部, 准教授 (80615237)
福田 円 法政大学, 法学部, 准教授 (10549497)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地域研究 / 中国研究 / 中国共産党 / 中南海研究 / 強靭性と脆弱性 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度にあたる本年度、各研究班それぞれが各サブテーマに基づき、中国各地への現地調査を実施すると共に全体討議の場としての中南海研究会/ワークショップ、シンポジウムを以下の通りの講師/テーマにより開催した。*2014年8月2日 鈴木隆「中国の民主化に関する中期的な展望と習近平政権のガバナンス改革」 *2014年10月4日 厳善平(同志社大学)「共産党員の諸相および党員身分の機能:CHIPS調査の個票データに基づく実証分析」+林載桓(青山学院大学)「人民解放軍と中国政治 文革期の軍部統治の事例研究」 *2014年12月20日 亀山範正「中国外交におけるアクターの多元化とその調整に関する研究動向」+弓野正宏「中国共産党と人民解放軍:党の軍に対する絶対指導についての考察」 *2015年2月15日 総括シンポジウム「中南海サバイバル戦略の再検討」 これらの研究活動を通じ、とりわけ本研究プロジェクトの最終成果とりまとめのために内外関係者を招聘し、開催した総括シンポジウムを通じ、中国が「まだ崩壊していない」という意味で、それなりの成功を収めている“これまで”の《CCPサバイバル戦略》の成否をどのように評価するかをめぐり、その強靭性(resilience)と脆弱性(vulnerability)という文脈に腑分けして、具体的にそれぞれどのような側面に見出されるかを検討した。結果として、いくつかの側面において現行ガバナンスに対する不満も顕在化しつつあるものの、それは《希望>不満>絶望》という不等式の埒内にとどまるところから、不公平・不平等感の蔓延、群体性事件等その暴力的噴出に象徴される脆弱性も《CCPサバイバル戦略》の強靭性を充分“補償”しているとの結論を得た。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)