2011 Fiscal Year Annual Research Report
脳卒中片麻痺上肢集中訓練CI療法の神経基盤研究(拡散テンソル画像による)
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23300203
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
道免 和久 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (50207685)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸本 浩平 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (80594738)
細見 雅史 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (30517397)
児玉 典彦 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (40278833)
古河 慶子 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (10412016)
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Keywords | CI療法 / 拡散テンソル画像 / 学習性不使用 / 可塑性 / 運動学習 |
Research Abstract |
研究協力者である小山哲男博士とともに画像解析環境を整え、PC、MRI機器のセットアップを行った。画像解析にはFMRIB Software Library(FSL)を使用しsemi-outmatic methodsにて解剖学的標準化を行いICBM-DTI-81の白質アトラスを導入し、FA値を解析した。健常者にも参加して頂き、脳MRI拡散テンソル画像FA値を測定し、基礎データを集積した(n=16例)。同時に主な研究目的である脳卒中慢性期の脳白質の形態学的変化と機能障害度、CI療法の効果との関係を調べた。当院でCI療法施行患者(n=8例)に対して、リハビリ前に拡散テンソル画像を撮影した。Fugl-Meyer Assessment(FMA)、Wolf Motor Function Test(WMFT)、動作解析ソフト(ダートフィッシュ)による機能障害度及びCI療法の効果との関連を検討した。内包後脚FA(病側/健側)比とCI療法前の機能障害程度FMAとは、ばらつきはあるものの相関関係が認められた。内包後脚FA比とCI療法後のFMAとより強い相関を認めた。内包後脚FA比とCI療法後の機能との関連を潜在的機能直線とした場合に、CI療法前の機能との差がlearned non-useを表しているのかもしれない。この潜在的機能直線を利用して、learned non-useの程度を測定し、CI療法の効果を予測できる可能性が示唆された。その他画像解析法との組み合わせとしてはvoxel-based morphometry(VBM)による縦断研究(治療前後の評価)を行うためSPM(Statistical Parametric Mapping)画像解析法の構築、また運動介助型電気刺激(PASシステム)、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)とのCI療法との併用の試みに対して研究方法を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り健常者データも集まり、8例のCI療法患者に拡散テンソル画像を撮像し解析を行った。また同時に他の脳画像解析法の併用や他のリハビリ治療法との組み合わせなど新たな研究を考案中であり、予定通りの進捗状況と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
現在予定通り研究は進んでおり、主な研究目的である脳卒中慢性期の脳白質の形態学的変化と機能障害度、CI療法の効果との関係については、平成24年度(2年目)の間にn=20を目標に研究を継続し、結果をまとめ報告していく予定である。
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Research Products
(4 results)