2013 Fiscal Year Annual Research Report
環境変動に対する農村地域の対処戦略とレジリアンスに関する研究
Project/Area Number |
23310027
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
梅津 千惠子 長崎大学, 大学院水産・環境科学総合研究科, 教授 (40294251)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石本 雄大 総合地球環境学研究所, 研究部, 研究員 (10521990)
宮嵜 英寿 総合地球環境学研究所, 研究部, 研究員 (30455232)
櫻井 武司 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40343769)
山内 太郎 北海道大学, 大学院保健科学研究院, 教授 (70345049)
真常 仁志 京都大学, 大学院地球環境学堂, 准教授 (70359826)
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Project Period (FY) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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Keywords | レジリアンス / 食料安全保障 / 環境変動 / 環境政策 / 農村開発 / 気候変動 / アフリカ / ザンビア |
Research Abstract |
平成25年度は以下の調査を実施した。 ―ザンビア南部州において食料安全保障とレジリアンスについての考察を行い、生産技術依存から栄養も含めた多面的適応能力の醸成による包括的食料安全保障の重要性を示唆した。 ―天候インデックス保険の効果を,農家の農業生産の面から分析した.その結果,保険により作付面積が広くなることや播種時期が早まることがわかった.このことは,保険は農民がリスクの高い農業生産を選択することを可能にし,農業生産の拡大に貢献することを意味する. ―現地の食生活を反映した食物摂取頻度質問票(FFQ)を構築した。FFQを用いて食事調査を行ったところ、危惧されていたビタミンAの摂取量は充足していたものの、子どもたちは国際基準と比べてエネルギー摂取量が不足していること、動物性たんぱく質摂取量が少ないことが明らかになった。日常的に食べられている食物を用いてエネルギー摂取量を高め、栄養素のバランスを整える食事内容を提案した。 ―異なる生態環境下にある3サイトで作物多様化のひとつとしてサツマイモに着目し調査した結果、その生産はサイト間で異なり、特に高地域で非常に重要な役割を果たしていることがわかった。具体的に、①食料消費としてのサツマイモは2日に一度の割合で消費されており、②販売して得らた現金で主食であるミリミル(トウモロコシ粉)を成人7.4人/年分まかなうことができることがわかった。 ―ザンビア東部州で行った圃場試験から、4年連続耕作でも土壌有機物量の顕著な減少は認められず、耕作による急激な土壌劣化はおこっていなかった。1年の半分に及ぶ長い乾季が土壌有機物の分解を遅延させ、地下への溶脱を抑えていることが主な理由であった。アフリカ半乾燥熱帯農村部住民の社会的レジリアンスを解明するため、セーフティネットに関して、南部アフリカのザンビア、西アフリカのブルキナファソの事例に基づき考察を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(27 results)
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[Journal Article] Short term effects of fire intensity on soil organic matter and nutrient release after slash-and-burn in Eastern Province, Zambia2014
Author(s)
Ando, K., Shinjo, H., Noro, Y., Takenaka, S., Miura, R., Sokotela, S.B., Funakawa, S.
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Journal Title
Soil Science and Plant Nutrition
Volume: -
Pages: -
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[Presentation] Effects of cropping and short natural fallow rotation on carbon balance in the semiarid tropics of Africa2014
Author(s)
Ando, K., Shinjo, H., Kuramitsu, H., Miura, R., Funakawa, S.
Organizer
The 20th World Congress of Soil Science
Place of Presentation
ICC Jeju (Jeju, Korea)
Year and Date
20140608-20140613
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