2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23320005
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
青木 滋之 会津大学, コンピュータ理工学部, 准教授 (50569069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 茂生 九州大学, 理学研究院, 准教授 (50262085)
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80324367)
戸田山 和久 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)
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Keywords | 科学哲学 / 地球惑星科学 / 科学史 / 科学の科学 / 自然主義 / 応用哲学 / 地球科学 |
Research Abstract |
本年度では、第一班:地球惑星科学の方法論、第二班:地球惑星科学の科学史、第三班:科学の科学、という3つの担当班ごとに並行して研究を進め、合宿・研究会・学会発表(応用哲学会、地球惑星科学連合、科学基礎論学会、日本科学哲学会)などを通じて、異分野からなる各班メンバー間の知的交流を促進し、研究の方向性についての基礎的議論を行った。第一班からは、歴史構築型科学である地球惑星科学においては、モデル・シナリオといった概念の検討が重要であることが指摘され、第二班では地球惑星科学史の構築のための、戦後地球科学史の資料発掘やオーラルヒストリーの重要性が指摘された。第三班では、全地球史解読の延長としての「科学の科学」についての基本的構想を確立する研究が進められた。以上のような初年度の研究プランに沿いながら、次年度からより具体的な研究に移行していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
異分野メンバー間での知的交流が進み、地球惑星科学についての方法論、歴史、展開についての今後の研究について一定の見通しが得られたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、各班の研究内容をより明確化・具体化していくことが求められるため、各班ごとの合宿や研究会をもっと組織していく必要があるだろう。
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Research Products
(19 results)