2013 Fiscal Year Annual Research Report
漂泊する叙事 1940年代中華圏における文化接触史
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23320073
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
濱田 麻矢 神戸大学, その他の研究科, 准教授 (90293951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福家 道信 近畿大学, 文芸学部, 教授 (00156811)
今泉 秀人 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (00263343)
星名 宏修 一橋大学, その他の研究科, 教授 (00284943)
松浦 恒雄 大阪市立大学, 文学研究科, 教授 (20173792)
絹川 浩敏 立命館大学, 経営学部, 教授 (20288616)
藤野 真子 関西学院大学, 商学部, 准教授 (20332653)
宇野木 洋 立命館大学, 文学部, 教授 (40168737)
三須 祐介 広島経済大学, 経済学部, 准教授 (60339653)
大東 和重 関西学院大学, 法学部, 准教授 (60434859)
西村 正男 関西学院大学, 社会学部, 教授 (80302652)
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Project Period (FY) |
2011-11-18 – 2014-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 中国 / 台湾 / 東南アジア / 分裂 / 叙事 |
Research Abstract |
ゆらぐ1940年代の叙事の諸相の解明を目標とする本研究は、今年度は地域を中国ー台湾ー日本から東アジアに拡大し、二つのシンポジウムと一つのワークショップを行った。 一つ目は平成25年8月3、4日に愛知大学車道校舎で行った『分裂の物語・分裂する物語』であり、米・中・台湾・香港・シンガポール・マレーシアの研究者が一同に会して台湾海峡を中心として日本・香港・東南アジアに及んだ日中戦争から冷戦開始までの文学・芸術のダイナミズムについて認識を共有した。政治体制の枠組みに縛られることなくこの時期の文化について論究することの重要性を確認することができた。この会議で発表された論文の一部は、台湾文学館の助成を経て来年度に出版予定である。 二つ目のシンポジウムは平成26年1月11日から13日にわたって、北京大学中文系でおこなわれた「離散集合の文学時代」である。こちらには日・中・台湾・マカオの研究者が出席し、ファッション、音楽、映画、ドラマ、漫画など、激動の時代における文化的表現の衝突と融和、妥協の様相について討論を繰り広げ、多くの成果を得た。付随した試みとしてワークショップ「新生代の中国文学」を行い、日中の若手研究者が通俗文学と純文学、テクストと非文字資料などの、従来の枠組みを超える可能性について報告をし、これからの文学研究にひろがる新たな視野について多くの知見を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)