Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒岩 幸子 岩手県立大学, 共通教育センター, 准教授 (80305317)
小林 潔 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (20350374)
柳町 裕子 新潟県立大学, 国際地域学部, 准教授 (30425368)
金子 百合子 岩手大学, 人文社会科学部, 准教授 (80527135)
山本 有希 富山高等専門学校, 一般教養科, 准教授 (10300568)
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Research Abstract |
1.外国語教育スタンダード,到達度評価制度と能力検定試験,カリキュラム策定に関し,各教育機関で各種情報・先行研究の整理を行い,それらの情報,特に言語テスト客観評価法に関する情報を共有するため2011年8月にセミナーを開催.情報,意見交換を行った. 2.各教育機関及びロシア語課程を有する中等教育機関において,教育システム・カリキュラムに関する詳細情報を収集しデータ入力・まとめを行った. 3.研究代表者,分担者所属の各教育機関並びにロシア語課程を有する中等教育機関において,ロシア語能力検定試験(東京ロシア語学院主催),ロシア語検定試験(ロシア教育科学省主催)の試行を実施,結果データのまとめと分析を行った. 4.(1)到達度評価,カリキュラム策定等に関する英語教育の専門家,言語テスト客観評価法の専門家を招き,国内ロシア語教員を対象としたセミナーを2011年8月に富山県で開催.(2)2011年10月(於慶應大学),シンポジウム「ロシア語発外国語教育連携の時代へ-生涯教育から外国語教育を考える-」を開催.言語共通参照枠,自律学習,生涯教育等を専門にするフランス語,ドイツ語,中国語,ロシア語の研究者をパネラーとして招聘し,中等・高等一貫の語学教育体制の確立に向け,到達目標や教育システムごとのスタンダードモデルとしての語学教育・学習プログラムをいかに策定していくか,現状の問題点と今後の方策について議論を行った. 5.1の調査結果及び今後の方針について8月に富山で研究会を開催,また,2,3の結果データ及びその分析結果についての報告と検討会を2011年12月に東京外国語大学にて行った. 6.1-4の調査結果,分析データ,シンポジウムの報告等をまとめた2011年度研究成果報告書を作成した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2011年度の研究計画についてはすべて計画通り実施し,さらに,翌年度以降に予定していた語学能力到達度調査のためのテストについて,既成テストの模試の形ではあるが,すでに実施,各機関の結果データ分析,カリキュラムとの相関において捉えられる問題点等を明らかにしている.
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Strategy for Future Research Activity |
1.2011年度において蓄積した各教育機関のロシア語教育システム・カリキュラムに関するデータについて,更なる詳細な分析を行い,問題点の整理と明確化を行う. 2.語学能力到達度調査のためのテストについて,2011年度の既成テストによる試行結果を踏まえ,各教育機関のカリキュラムを反映し,それぞれの学習者の特性に合った独自の調査用テスト作成を行う. 3.意見・情報交換と調査用テスト検討のための研究会を開催する.
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