2011 Fiscal Year Annual Research Report
米国の政策過程におけるイスラム系の影響力:アジア系、アフリカ系との比較研究
Project/Area Number |
23330055
|
Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
泉 淳 東京国際大学, 経済学部, 准教授 (70337476)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前嶋 和弘 文教大学, 人間科学部, 准教授 (10350729)
馬 暁華 大阪教育大学, 教養学部, 准教授 (30304075)
堀 芳枝 恵泉女学園大学, 人間社会学部, 准教授 (30386792)
渡辺 将人 北海道大学, メディアコミュニケーション研究院, 准教授 (80588814)
平塚 博子 敬和学園大学, 人文学部, 准教授 (80407379)
|
Keywords | 政治学 / 国際政治学 / 米国 / イスラーム / 選挙 / 中東政策 / 移民 / アジア系 |
Research Abstract |
本研究課題の採択が、平成23年11月に「追加採択」として決定され、実質的な研究期間は平成23年度終盤の3か月程度となった。このため、平成23年度内の研究業績は、論文公刊や学会発表などの形では提示することができなかった。しかし、研究代表者(泉)は、所属する東京国際大学より「特別研究助成(共同研究)」(2011年度)を得て、本研究課題につながるイスラム系に関する基礎研究に着手しており、既に本研究の研究分担者6名とともに研究会(2011年7月24日、於東京国大学、泉・前嶋による研究報告)を開催した。 本研究の開始は遅れたものの、研究の第1段階として、各研究者共に書籍、専門ジャーナル、各種資料等を収集して国内での文献研究を行った。また、時事的な情報に関しては、インターネットによる情報収集を行った。また、2012年2月から3月の間に、研究分担者5名が米国を中心とする現地調査を行った。米国では既に大統領選挙(予備選挙)が開始されており、本研究課題に関する多くの実証的データの収集が可能であった。これらによる蓄積を、研究会(2012年3月13日、於上智大学、飯島・前嶋による研究報告)において互いに報告し、研究者全員で知見を共有した。 これらの研究成果に関しては、平成24年度内の研究会において、順次報告あるいは情報交換され、平成24年度の研究内容にフィードバックしていくとともに、研究論文あるいは学会発表など具体的な形で提示していきたい。平成23年度は短期間の研究に限定されたが、次年度以降の研究につながる基礎的な情報収集はできたものと考える。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究課題の採択が、平成23年11月に「追加採択」として決定したため、当初の研究計画の開始が遅れた。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の採択が、「追加採択」として決定したため、研究の進展には遅れがあるが、平成24年度内にこの遅れを取り戻し、当初予定の計画に従った研究を進める。今年度は研究計画の2年目となり、米国では大統領選挙が実施されることもあり、本研究にとっては重要な年となっている。各研究者が米国での現地調査を積極的に実施し、実証的なデータの収集に力点を置いていきたい。
|