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2011 Fiscal Year Annual Research Report

近世村落社会における市場経済化と土地利用:経済史研究からみた人と環境の関わり合い

Research Project

Project/Area Number 23330117
Research InstitutionKyoto Sangyo University

Principal Investigator

山内 太  京都産業大学, 経済学部, 教授 (70271856)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 康行  新潟大学, 人文社会学部, 教授 (40170790)
村山 良之  山形大学, 大学院・教育実践研究科, 教授 (10210072)
長谷部 弘  東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50164835)
高橋 基泰  愛媛大学, 法文学部, 教授 (20261480)
Keywords自然環境 / 市場経済化 / 土地所有制度 / 村落社会 / 土地利用 / 近世史
Research Abstract

本年度は、まず調査対象地の一つに設定している、長野県上田市旧上塩尻村における資料調査を行った。上田市博物館、旧上塩尻村旧家、藤本蚕業歴史館等に保管されている文書資料の写真撮影、データー整理、データーベース作成を行った。付随して、隣村である旧秋和村についても資料調査を行うことができた。上田市博物館に寄託されている文書資料、並びに秋和公民館に所蔵されている区有文書の写真撮影等を行った。この作業を今後も継続していくことにより、旧上塩尻村の事例を、村を超えた範囲で確認できると期待している。
一方もう一つの調査対象地である新潟市旧角田浜村については、資料所蔵家のご厚意により、所蔵されている全ての資料を京都産業大学にお預かりすることになり、資料搬出作業等を行った。現在、京都産業大学において、写真撮影作業を進めている。既に宗門人別帳による人口データーベースはほぼ完成し、その分析作業も進行中である。
同じく新潟市旧中郷屋村についても、資料所蔵家に保管されている文書資料の写真撮影、データー整理、データーベース作成作業を進めてきた。この村についても、既に宗門人別帳によるデーターベースは完成し、現在その分析作業を進めている。また同家には同村の地租改正絵図が所蔵されており、これと各時代の地図・航空写真等を組み合わせたデーターを作成した。そしてこのデーターと文書資料からの情報を突き合わせる作業も現在進めており、間もなく完成する予定である。これを基に、主として同村における自然環境と土地利用状況やその変化、土地所有状況とその変化等を、空間的に明らかにできるであろうと考えている。
最後に、これら同村における研究の進捗状況並びに現在のところ判明した事実関係については、3月に資料所蔵家の皆さんに向けて発表会を開き、情報提供を行い、研究の地元還元に努めたことも付け加えておきたい。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初研究計画において調査対象地として上げた四か村のうち、長野県上田市旧上塩尻村、新潟市旧中郷屋村、同旧角田浜村については、おおむね順調に進展しているといえる。しかしながら、もう一つの調査対象地である新潟市旧福井村については、資料調査を行うことができなかった。そのため、本研究の現在までの達成度としては、全体としては、やや遅れているといえる。

Strategy for Future Research Activity

今後も引き続き調査対象地における資料調査を行う。並行してデーターベース作成、分析作業を進める。特に資料調査が遅れている新潟市旧福井村についてはできるだけ優先して資料調査を行い、写真撮影、データー整理、データーベース作成作業を進めていく。
同時に、一定程度分析作業が進み、明らかとなった事実関係については、適宜国内外の学会・セミナー等において報告を行い、参加者からコメントを受けることで、研究の一層の充実を図りたい。・

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Published: 2013-06-26  

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