2013 Fiscal Year Annual Research Report
海外現地マネジメントのための管理会計システムの設計と運用に関する研究
Project/Area Number |
23330150
|
Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
中川 優 同志社大学, 商学部, 教授 (40217683)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安酸 建二 近畿大学, 経営学部, 教授 (00309494)
松木 智子 帝塚山大学, 経営学部, 教授 (10347180)
島 吉伸 近畿大学, 経営学部, 准教授 (20319239)
西居 豪 専修大学, 商学部, 准教授 (30439517)
窪田 祐一 大阪府立大学, 経済学部, 教授 (40329595)
近藤 隆史 京都産業大学, 経営学部, 教授 (60336146)
伊藤 正隆 流通科学大学, 商学部, 講師 (00706905)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 海外子会社 / 管理会計 / コントロールシステム |
Research Abstract |
本年度は、最終年度に該当するため、研究成果の報告を第39回日本原価計算研究学会(於:専修大学:2013年8月30日)において、以下の3件の自由論題報告として行った。西居豪,近藤隆史,中川優「海外進出企業のマネジメント・コントロールについての 実証研究」窪田祐一,近藤隆史,伊藤正隆,西居豪,中川優「グローバル企業のマネジメント・コントロール・パッケージ」、松木智子,島吉伸,安酸建二,中川優「海外子会社の現地化とマネジメント・コントロール」これらの報告に基づいて日本原価計算研究学会の雑誌である『原価計算研究』に投稿し、すでに査読プロセスを通過して掲載が決定しており、近日中に刊行される予定である。 これらの論文においては、以下の点が明らかとなった。①海外子会社に対するコントロールにおいては、複数のコントロールシステムを組み合わせて行っているコントロールパッケージの概念が適用できる。②企業の海外子会社に対する位置づけ、戦略、方針などがコントロールパッケージの選択に影響を与えている。等の発見事項があった。また、今年度に刊行した論文、中川優「海外子会社マネジメントの実態:地域別子会社管理の比較」『同志社商学』第65巻第6号、2014年3月、においては、子会社が所在する地域、特に北米と東南アジアを取り上げて、両者の間に経営環境、経営理念の浸透、親会社による海外子会社の管理、海外子会社の成果・行動に対する満足度等についてアンケート調査によるデータに基づいて、統計分析を実施した。その結果、①一般的に北米の方が市場が競争的であり、市場の成熟度も高いと認識している。②経営理念の浸透度は北米の方が高い。③北米の方が結果によるコントロールが強調されている。③北米に所在する子会社の方が、現地経営の成熟度が高い、等が明らかとなった。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(8 results)