2013 Fiscal Year Annual Research Report
生活を重視した安全な避難方法と避難生活リハビリプログラムによる被災者生活復帰支援
Project/Area Number |
23330177
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
北川 慶子 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (00128977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 康平 佐賀大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10222712)
高山 忠雄 鹿児島国際大学, 社会福祉学研究科, 教授 (20254568)
韓 昌完 琉球大学, 教育学部, 准教授 (90599622)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | リハビリ / 防災・減災 / 医療保険福祉サービス / 災害時要援護者 / リハビリプログラム |
Research Abstract |
本研究は3年間にわたり、災害時要援護者の被災後の生活復帰・復興をどのようにすれば、被災前と同様の生活に戻ることができるかを究明することが目的であった。社会科学系と工学系による異分野融合研究として、災害時に欠くことのできないインテリジェント情報を要援護者にどのように届け、被災を最小化するかということから、被災後の生活支援を提案する。 災害時要援護者を災害の被害からどのように守るかということは、減災の基本的命題である。これを重視しなければならない。被災した災害時要援護者の生活が、心身、社会的な健康型もたれなければ、災害からの復帰・復興葉困難である。その後の人生に大きな影響を与える。避難所・仮設住宅で、被災者に対する調査を行い、生活実態をとらえることができた。被災した後の生活は、適度な運動の要素(リハビリおよびパワーリハビリ)の有効活用と定期的な健康診査、家族や地域における人間関係が健康であるということが基本であり、生活復帰・復興の3要素ともいえるということが明らかになった。人が本来持つ欲求である人との対話や交流をすることが慣用であるが、避難所や仮設住宅などにおいてはそれが十分できない。そこで、人と人をつなぐためのツールとして、防災かるたとマナーかるたを作成した。これにより身体活動と人との交流を行う生活リハビリプログラムが、完成した。かるたで遊ぶことは、心を開放し、人と競うことができる。一人ででも多くの人とでも遊ぶことができる。認知症高齢者が声を出して読み、ゲームを行うことにより自然に避難方法やマナーを身につけ(よみがえらせ)ることは、生活復興に大きな意義を持つことになる。さらに、防災と減災との知識が身につ区ことにもなり、健康かを促進できるということがゲーム後の調査によ浮き彫りにされた。人との交流に有用なかるたは医療・保健・福祉サービスをつなぐツールとなることを実証できた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)