2012 Fiscal Year Annual Research Report
最速追従推力のモータ制御で実現する次世代超薄型高速大容量光ディスク装置の開発
Project/Area Number |
23360119
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
大石 潔 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (40185187)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和田 安弘 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (70293248)
宮崎 敏昌 長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (90321413)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 電気機器 |
Research Abstract |
平成24年度は、15000rpm超薄型光ディスクのための近接場光ピックアップを実現する要素技術の開発を行う。 そのため、平成23年度の理論的に開発したエラー予測型サーボアクチュエータ制御をフォーカスサーボ系とトラッキングサーボ系の両方に適用する。光ディスク実験装置に、フォーカスサーボ系とトラッキングサーボ系の両方を一括にベクトル的に制御する2次元エラー予測型高速高精度追従制御系を構築し、実現した。そして、本研究の最大目標であるフォーカス軸とトラッキング軸の推力(電流)ベクトルによる トラッキングサーボ軸とフォーカスサーボ軸のそれぞれのボイスコイルモータの2次元ベクトル駆動法を実現した。 以上の研究成果を電気学会産業応用部門の産業計測制御研究会において2回発表を行った。また、本研究を遂行する上での研究資料収集を、電気学会で行うとともに、アメリカ電気電子学会(IEEE)の国際会議IECON2012とICM2013において行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度の計画は、15000rpm超薄型光ディスクのための近接場光ピックアップを実現する要素技術の開発を行う。そのため、平成23年度の理論的に開発したエラー予測型サーボアクチュエータ制御をフォーカスサーボ系とトッキングサーボ系の両方に適用する。光ディスク実験装置に、フォーカスサーボ系とトラッキングサーボ系の両方を一括にベクトル的に制御する2次元エラー予測型高速高精度追従制御系を完成させる。そして、本研究の最大目標であるフォーカス軸とトラッキング軸の最速推力(電流)ベクトルによる高速高精度モータ駆動法を確立する。 以上の計画を達成しているので、当初の計画をおおむね順調に進んでいると判断する。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、平成24年度の研究成果を受けて、フォーカスサーボ系とトラッキングサーボ系の両方を一括にベクトル的に制御する2次元エラー予測型高速高精度追従制御系を、実際に光ディスク実験装置DDU1000を用いて、その有効性を評価検討する。光ディスク実験装置DDU1000では、微動部のトラッキングサーボと粗動部のトラバースサーボを連携させて、2段高速アクチュエータ制御によるトラッキング軸の最速追従推力ベクトルのロバスト制御を実現する。実験装置の最高回転数7200rpmの条件で、その有効性を検証する。 以上を完遂するために、実験結果のデータ取得のための高速デジタルオシロスコープを計上する。実験結果の評価を受けて、各サーボ系の改良するための機械部品一式と、インターフェース回路等の電子回路部品一式を計上する。さらに、各研究グループが研究資料収集のための国内旅費と外国旅費を、研究打合せのための国内旅費をそれぞれ計上する。
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Research Products
(5 results)