2013 Fiscal Year Annual Research Report
光周波数同期網のためのCEP制御光周波数コム高コヒーレンス化の研究
Project/Area Number |
23360173
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
古賀 正文 大分大学, 工学部, 教授 (60448545)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 篤 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (00548563)
水鳥 明 大分大学, 工学部, 助教 (10190646)
石澤 淳 日本電信電話株式会社NTT物性科学基礎研究所, 量子光物性研究部, 研究員 (30393797)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 光周波数コム / CEP制御 / 変調サイドバンド |
Research Abstract |
昨年度来、オクターブ光発生までは成功したが、自己参照干渉時にビート信号が観測できず、雑音の増加が認められた。その原因を明らかにすべく、種とする光周波数コムにおけるコヒーレンス性を確認する手法をとった。光コムモード次数が高まるにつれて、位相雑音が増加し、コヒーレンス性が失われているのではないか、という仮説の元に以下の実験を行ったものである。スペクトル線幅が50kHz程度の可変波長光源と光コム輝線スペクトルとのビート信号を観測し、光コムモード次数に対する位相雑音の変化を測定した。 25GHzモード間隔光周波数コムと50kHzスペクトル線幅波長可変レーザーとの干渉信号におけるコムの位相雑音を測定し、コムモード次数に対してプロットした。変調サイドバンド理論は、モード次数に比例して位相雑音も増加することを示している。実験結果は、光ファイバ非線形現象による拡がりまでは、理論とおり線形に増加していることが実証できた。この観測は世界的に見ても初めての実証である。 光ファイバ非線形現象による光コムの帯域拡大後、位相雑音の増加は観測されるが、傾向を特定できるまで可変波長光源帯域が伸びておらず、メカニズムの解明までは至っていない。ただし、CEP光発生を可能とするファイバレーザが有する位相雑音に比べて小さく、f-2f自己参照干渉計を用いることでCEO信号を検出できる可能性があるという知見を得た。 本結果は CLEOにて発表後、Optics Expressに採択された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)