2013 Fiscal Year Annual Research Report
地域の持続的活性化に資する景観計画のための理論と手法に関する研究
Project/Area Number |
23360229
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
佐々木 葉 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00220351)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 勝也 東北大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (00271883)
山田 圭二郎 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00303850)
岡田 智秀 日本大学, 理工学部, 准教授 (10307796)
佐々木 邦明 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (30242837)
羽藤 英二 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60304648)
星野 裕司 熊本大学, 自然科学研究科, 准教授 (70315290)
山口 敬太 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80565531)
出村 嘉史 岐阜大学, 工学部, 准教授 (90378810)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 景観計画 / 地域認識 / 景観モデル / 地域交流 / 地域自治 |
Research Abstract |
①地域景観認識に関する成果:個別の景観資源によって代表される地域景観イメージだけでなく、領域的な認識や眺望による場所の同定といった生活領域としての景観認識の構造を把握し、地域景観まちづくり計画の策定プロセス上に位置づけるという成果を、岐阜県恵那市大井町を対象として得た。またこの手法を津波被害を受けた福島県での復興計画にも適用した。こうした実践的成果とあわせて、景観原論的に地域景観の概念を位置づけるために、欧州風景条約(European Landscape Convention)における景観概念およびその計画意図を分析しながら日本の景観研究の特質を把握した。 ②地域景観の表現媒体に関する成果:地域を俯瞰的に描いた絵図と類似の航空写真の眺め方の実験的分析によって、主体による眺め方の特性を把握することができた。一方まちづくりの実践現場においては、地域景観認識の把握には地図の活用が有効であることが確認されるとともに、1枚の写真であってもそこから想起される地域イメージが被写体以外にも広くひろがるものがあり、こうした眺めについてはシーン景観としての構図的把握以外の認識がなされるという実験結果が得られた。 ③3カ年の研究成果の発表:2014年1月23日に土木学会ワンデーセミナー「地域景観まちづくりの理論と実践を探る」を開催し、午前中に地域景観論の研究手法について、午後に各地での事例報告に基づいた地域景観計画の意義と方法について議論を行った。理論的な議論においては、人々の認識データの取得と分析手法、理論を実践に展開する手法およびそのための教育等の論点が明らかにされた。実践に関する議論では地域の経済・コミュニティの持続可能性に対して景観計画とそれにもとづく景観まちづくりの多様な展開が重要な役割を果たすこと、また、地域ガバナンスの観点から景観を捉えることが今後の展開に不可欠であるという論点が示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(42 results)