2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23390047
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
本間 研一 北海道大学, -, 名誉教授 (40113625)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 生物時計 / 食事 / 生体リズム / コルチゾール / 睡眠 / メラトニン / レプチン / グレリン |
Research Abstract |
時刻の手掛かりのない条件下における、食事回数制限の生体リズムに対する効果 1.食事回数を1日1回とし、食事時間を一日の一定時刻に固定した実験 実験プロトコールは前年度と同じである。1日3回の食事スケジュールで過ごした後、1日1回の食事を時間を決めて取らせるスケジュールを10日間験を行い、睡眠覚醒リズムや各種血中ホルモンリズムに与える影響を解析した。その結果、睡眠覚醒リズムはほぼ全員で24時間に同調した。その場合、覚醒時刻は固定された食事時間のおよそ6時間前であった。一方、血中メラトニンリズムは食事を固定した期間中(10日間)に約3時間の位相後退を見せた。食後の血中グルコース濃度は食事時間の固定で遷延化の傾向をみせ、また食後の血中インシュリン濃度が増加した。一方、血中グレリン濃度は昼夜差が拡大する傾向をみせ、血中レプチン濃度は低下する傾向を見せた。 2.食事回数を1日1回とし、食事時間は自由とした実験 実験プロトコールは前年度と同じである。1日3回の食事スケジュールで過ごした後、1日1回の食事を自由に取らせるスケジュールを10日間行い、睡眠覚醒リズムや各種血中ホルモンリズムに与える影響を解析した。その結果、睡眠覚醒リズムは1例を除いてフリーランした。一方、血中メラトニンリズムは1日1階の食事期間中(10日間)に約4時間の位相後退を見せた。食後の血中グルコース、インシュリン濃は1日1食で増加した。また、血中グレリン、レプチン濃度も食事を一定時刻に固定した実験と本質的に同じ結果が得られた。 以上の結果から、時間を固定した1日1回の食事時間は、睡眠覚醒リズムの同調因子となりうる。また、1日1回の食事はエネルギー代謝に影響を与えることが判明した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)