2013 Fiscal Year Annual Research Report
環太平洋における宗教NGOの国際的ネットワークに関する研究
Project/Area Number |
23401019
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
稲場 圭信 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (30362750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 嘉寛 関西学院大学, 社会学部, 教授 (30314347)
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究科, 教授 (50196135)
濱田 陽 帝京大学, 文学部, 准教授 (70389857)
金子 昭 天理大学, 付置研究所, 教授 (90214452)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 宗教NGO / 環太平洋 / 宗教の社会貢献 |
Research Abstract |
最終年度である本年度は、台湾、インドネシア、ニュージーランド、東日本大震災における被災地等での宗教者の活動を調査した。救世軍に関しては、オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ、ロトルアの支部、各博物館、図書館等で調査を行った。さらに、2010年、2011年に都市直下地震を経験したクライストチャーチでは、宗教の社会貢献活動、社会的役割と都市との関係を考察するための知見を得た。台湾に本部を持つ世界最大の仏教NGO・財団法人仏教慈済基金会(慈済会)の研究調査では、東日本大震災での慈済会による大規模な支援活動を調査すると同時に、台湾本土での慈済会の多方面にわたる活動を実地調査した。また、海外における最大支部であるインドネシア支部の訪問調査を含めた研究調査を行い、同会の活動が華僑ネットワークとも連動していること等の知見を得ることができた。環太平洋は様々なネットワークが交錯するグローバルな地域間連携があり、宗教NGOがトランスナショナルと多文化主義を前提としたネットワーク型へと変容している実態が明らかになった。 研究成果の知見については、日本で開催された学会に加えて、フィンランドで開催されたInternational Society for the Sociology of Religion学会、ニュージーランドのオークランド大学で開催されたInternational Conference Japanese Responses to Social Crisis and Disaster 1995 and 2011等、海外でも報告している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)