2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23401027
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Tsuru University |
Principal Investigator |
伊香 俊哉 都留文科大学, 文学部, 教授 (80347369)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芝 健介 東京女子大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00138140)
永井 均 広島市立大学, 付置研究所, 准教授 (40347620)
内海 愛子 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70203560)
林 博史 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80180975)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 戦犯 / 戦争犯罪 / 戦犯裁判 |
Research Abstract |
研究計画に基づき、大要以下の調査を実施した。 伊香俊哉:北京大学図書館で新聞資料の調査、台湾国史館・国家档案管理局・中央研究院近代史研究所で国民政府外交部および国防部関係の資料調査、イギリス公文書館で外務省・軍関係の資料調査をおこなった。また中国山西省で戦争犯罪被害についてヒアリングを実施した。 林博史:アメリカにおいて、国立公文書館にてアメリカならびに連合国による戦争犯罪に対する政策関連文書を収集した。またニュージーランドの戦争犯罪裁判政策の資料を読み解き、東京裁判とBC級裁判の打ち切りに果たしたニュージーランドの役割をまとめた。 永井均:フィリピンではフィリピナス・ヘリテイジ・ライブラリーとニュービリビッド刑務所などで資料収集、国内では外交史料館・国会図書館・靖国偕行文庫・アジア経済研究所図書館などで資料収集をおこなった。またマニラ、キリノ元大統領の遺族および東京裁判比検事遺族へのインタビューを、さらに京都で元戦犯死刑囚インタビューをおこなった。 芝健介:ニュルンベルク公文書館、ジーベンビュルゲン研究所付属公文書館・図書館、ベルリン国立図書館、ニュルンベルク公文書館で資料収集をおこなった。またマールブルク大学・戦犯裁判国際研究ドキュメンテーションセンターで、ヴォルフガング・フォルム博士と、ワークショップ開催の打合せをおこなった。 内海愛子:東京裁判の検察・弁護側の資料の中から捕虜関係資料を精査、作業を行い、12月に資料集として刊行。2011年度に引き続きスガモプリズン資料・特に白蓮社の資料整理を行った。また関係者へのインタビューをおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
基本的に計画通りに研究代表者及研究分担者が資料調査活動を展開でき、また調査を反映した成果をシンポジウム・学会での報告および著書・論文・資料集として発表している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、引き続き日本、台湾、フィリピン、ドイツなどでの資料調査・収集を継続するとともに、戦犯裁判研究の最新成果を国際的に交換するためのワークショップの開催を目指したい。
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Research Products
(12 results)