2013 Fiscal Year Annual Research Report
カザフスタンのセミパラチンスク核実験場やウラン鉱山地域の被ばく線量評価と健康影響
Project/Area Number |
23406002
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
星 正治 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 名誉教授 (50099090)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 政儀 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (10121295)
遠藤 暁 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90243609)
坂口 綾 広島大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00526254)
大瀧 慈 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (20110463)
岡本 哲治 広島大学, 医歯薬保健学研究科, 教授 (00169153)
豊田 新 岡山理科大学, 理学部, 教授 (40207650)
川野 徳幸 広島大学, 平和科学研究センター, 教授 (30304463)
今中 哲二 京都大学, 原子炉実験所, 助教 (90109083)
木村 昭郎 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 名誉教授 (70127645)
片山 博昭 公益財団法人放射線影響研究所, 情報技術部, 部長 (20360852)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | セミパラチンスク / 低線量率放射線のリスク / 被曝線量評価 / ウラン鉱山 / ESR / TLD / 残留放射線 / 内部被曝 |
Research Abstract |
本年度はこれまでの研究を継続してきただけでなく、総括し今後についてカザフのカウンターパートと研究方針を検討した。カウンターパートはこれまで継続しているセメイ市の放射線医学環境研究所に加え、理工系のシャカリム大学、セメイ医科大学3者を中心とし他の病院や研究施設も加わって総合的に進めることである。それにロシアからステパネンコ氏シンカレフ氏にも参加してもらって研究を進めることとした。それにより、以下が合意された。(1)土壌を採取し、セシウムやプルトニウムの汚染状況を測定すること。(2)煉瓦やタイルを採取し熱蛍光法(TLD) により、ガンマ線による外部被曝線量を見積もること。また新たにのベータ線の影響も測定すること。(3)歯を集め外部と内部被曝線量を測定すること。(4)住民の血液を検査し、染色体異常を調査すること。白血病患者の遺伝子異常なども研究し、将来的に治療に役立てること。(5)ベータ線や内部被曝による動物実験を行いそれによる影響を調査研究すること。その他、地域に到達した放射能の雲の特にベータ線の外部と内部被曝について計算方式を確立することである。これにより広島・長崎やセミパラチンスクなどで言われている脱毛やそのほかの倦怠感などの被曝者の健康影響とその要因について検証することである。このうち(1)-(5)はこれまでの研究を継続しさらに多数のデータを取得しこれまでの研究を進展させることが目的である。本年も放射線医学環境研究所とシャカリム大学とでは、土壌や煉瓦を採取し測定し、被曝線量評価を行った。また新たにセメイ医科大学とは動物実験を行いベータ線や内部被曝の実験を進めてきた。動物実験ではクルチャトフの研究所と共同研究を行う。予備実験としてすでに動物にCo-60を照射し、コントロールや、これから照射してベータ線と内部被曝の実験を行った。この実験では、新しく動物の運動量を計測している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)
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[Journal Article] Workshop report on atomic bomb dosimetryvresidual radiation exposure: Recent research and suggestions for future studies2013
Author(s)
G. D. Kerr, S. D. Egbert, I. Al-Nabulsi, H. L. Beck, H. M. Cullings, S. Endo, M. Hoshi, T. Imanaka, D. C. Kaul, S. Maruyama, G. I. Reeves, W. Ruehm, A. Sakaguchi, S. L. Simon, G. D. Spriggs, D. O. Stram, T. Tonda, J. F. Weiss, R. L. Weitz, and R. W. Young
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Journal Title
Health Phyics
Volume: 105
Pages: 140-149
DOI
Peer Reviewed
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