2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23500059
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
北神 正人 千葉大学, 融合科学研究科(研究院), 准教授 (20282832)
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Keywords | SSD / フラッシュメモリ / ガーベージコレクション / 長寿命 / 誤り訂正符号 |
Research Abstract |
今年度は,データを頻繁に更新されるデータ(ホットデータ)とほとんど更新されないデータ(コールドデータ)に分けてそれぞれを別ブロックに格納することにより,更新されるブロックをホットデータのブロックのみに限定する,長寿命化手法について検討した.このデータをボットデータとコールドデータに分類してデータの格納ブロックを移動する作業をガーベージコレクションと呼ぶ.本手法では以前開発したウェアレベリング(消去回数が多いセルにには消去および書き込みを行わず,読み込み時には検査情報を用いてデータを復元する手法)を組み合わせている.得られた成果を国際会議PRDC2012(IEEE Racific Rim international Conference on Dependable Computing 2012)で発表した.今後は学術論文にまとめて学会誌に投稿する予定である. また,フラッシュメモリの高信頼化のための誤り訂正符号を開発した.本符号は高集積フラッシュメモリである多レベルセル(1セルで複数ビットを記憶できる)における誤りの大半が±1の隣接レベルにであることに注目して符号化効率を向上させた手法である.得られた成果は上述の国際会議PRDC2012で発表した.さらに,学術論文にまとめて電子情報通信学会英文論文誌に投稿した.第1回目の審査結果は「条件付き採録」であり,現在採録条件を満たすよう修正中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
期待した通りの成果が出ており,研究発表もおこなっているため.
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Strategy for Future Research Activity |
さらに手法を改良して,国際会議で発表する.得られた成果を学術論文にまとめて投稿する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
国際会議PRDC2013において成果発表を行うので,旅費を使用する.また,学術論文を投稿するので掲載料(別刷り代)を使用する.
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Research Products
(6 results)