2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23500133
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
吉田 典正 日本大学, 生産工学部, 教授 (70277846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 隆文 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60293007)
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Keywords | 3次元メッシュ / 自動対応付け / モーフィング |
Research Abstract |
3次元形状の自動的な対応付けを行うことを目的として,本年度は次のことを行った. (1) 人の顔形状に対する自動対応付け 人の顔形状(顔の前側半分で円と同相なメッシュ)をconformal mappingによって平面パラメータ化した.これにより,人の顔形状を,各ピクセルに3次元座標のはいった画像情報としてとらえることができるようになる.このデータに対して,昨年度作成した2次元画像に対する自動対応付けアルゴリズムの修正バージョンを適用することによって,自動対応付けができることを確認した.修正した点は,画像上に置かれた三角形から対応する3次元空間における三角形を作成し,その三角形平面と三角形内のサンプリングした点との自乗和を最小化するように,画像平面上の三角形メッシュの頂点の移動と細分化を行うというものである.このアルゴリズムにより,基本的な対応付けを行うことができる見通しができた. (2) 3次元メッシュの平面パラメータ化 3次元メッシュに切り込みを入れ,円と同相なメッシュとし,平面パラメータ化を行った.しかしながら,平面パラメータ化によって,三角形メッシュの三角形が平面上で非常に面積の小さな三角形にパラメータ化されてしまう問題が生じている.現在,この問題に対応するためのアルゴリズムの検討がほぼできつつあり,今後実装して検証していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
顔形状に対する自動マッチングができたことから,3次元形状に対するマッチングへの道筋ができた.しかしながら,馬や牛などのメッシュを平面パラメータ化したところ,平面上で非常に小さい三角形にマッピングされてしまうという問題が生じている.現在,この問題に対応させるアルゴリズムを検討中であり,この問題を対処することに挑戦している.よって,研究はおおむね順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は,3角形メッシュの三角形が平面パラメータ化によって非常に小さな三角形にマッピングされる場合でも,自動的に対応付けができるようアルゴリズムを検討し実装する.アルゴリズムの効率化,さらにはどのような問題点が残されるのかを明らかしていく予定である.また,指定した頂点どうしの対応を制約としているアンカーポイントの導入も検討してく.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本研究を行うために必要なコンピュータや周辺機器などの物品の購入,研究発表・調査研究のための旅費,プログラム作成補助などの謝金,および会議等参加費に利用していく予定である.
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