2013 Fiscal Year Annual Research Report
男女必修ダンスのモデル教授法開発-初心指導者に焦点化して-
Project/Area Number |
23500686
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
高橋 和子 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (10114000)
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Keywords | 男女必修ダンス / 初心指導者 / モデル教授法 / パッケージ化した映像 |
Research Abstract |
中学校の男女必修化されたダンスにおいて、教材と指導方法をセットにしてDVDに作成し、初心指導者向けに提供することが、最終年度の大きな研究目的である。その方策として「ダンスモデル教授法のパッケージ化」を3つの指導スタイル(示範型・言葉での誘導型・課題提示型)で作成し、4名のダンス指導初心者がそれを視聴後、学生に模擬授業を行った。その結果、授業実践のやりやすさにおいて高い評価を得たことから、モデルパッケージ活用の有効性が明らかになった。研究成果は、17th Quadrennial World Congress of IAPESGW(国際女子体育連盟キューバ大会),「大野一雄アーカイブ10周年記念大会」(イタリア・ボローニャ大学)、日本体育学会(立命大学)、舞踊学会(愛知芸術文化センター)、日本教育大学協会舞踊研究発表会(鳥取大学)において発表し、多くの研究者からは大変興味深い研究と評された。なお、パッケージ化したダンスの実践映像は、本研究者(高橋和子)の公式WEBサイトや、「教師のODORIBA」のサイトにアップしており、誰でもが視聴できる状態になっている。特にこのサイトは映像共有が可能な双方向の教師の新しい支援ツールとして、今後のダンス授業の有効な支援策になる点で意義がある。 また、3年継続で行った本研究の成果は、文部科学省が発刊した『中学校保健体育科におけるダンスリーフレット』(本研究者は主査:2011年)や『学校体育実技指導資料第9集.表現運動系及びダンス指導の手引』(2013年)、『新ダンス授業講座』(DVD付)、『女子体育:ダンスハンドブック』(日本女子体育連盟2009~2013)等のアイディアとして生かされている。
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Research Products
(12 results)