2012 Fiscal Year Research-status Report
生涯体育につながる小・中・高校と連続した持久走の開発
Project/Area Number |
23500732
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
黒川 隆志 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (40170104)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 毅 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (90254648)
黒坂 志穂 福山平成大学, 健康スポーツ科学科, 講師 (80580901)
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Keywords | 持久走 / 指導法 / 生涯体育 |
Research Abstract |
本研究は、持久走の方法論に着目し、生涯体育につながる効果的な持久走の指導法を明らかにすることを構想している。このため、特徴の異なる3種類の代表的な持久走(全力法、内回り法、RPE法)を取り上げ、持久走中の生理学的特性、運動学的特性、及び走者の意識の視点からそれぞれの持久走の特性を比較検討する。 2年度としての今年度は、高校 2年生男子27名を対象に,3,000mを最大努力で走る全力法.RPE13「ややきつい」で3,000mを走るRPE法.異なる距離の3種類のトラックをクラス全員がほぼ同じ時間で走るように持久走能力の高い生徒に外側を,低い生徒に内側を走らせる内回り法の3種類の持久走を実施した.走速度,ストライド長,ストライド頻度,心拍数を持久走中に継続して測定した.また、指導法実施前後に持久走に対する意識調査を実施した.その結果,全力法では持久走の経過に伴い走速度の顕著な低下が認められ,高い運動強度による疲労感や痛みが持久走嫌いを助長させる可能性が示唆された.一方,RPE法と内回り法では持久走の間中、走速度が維持された.これは,それぞれ主観的運動強度と他者追従という走速度の指標を得たことによるものであると考えられた.このことから,自己のペース配分や運動強度への気づきが,持久走に対する好印象を助長させる可能性が示唆された. また、この結果を踏まえて中学生を対象に、3種類の持久走中の生理学的特性、運動学的特性、及び走者の意識のアンケート調査の全ての測定を実験計画通り実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度の主要課題である高校生についてデータをまとめで各持久走の特性を明らかにし、この成果を学会に報告した。また、今年度のもう一つの課題としての中学生については、計画通りに実験を完了し、データを収集した。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度に測定した中学生のデータをまとめ論文にする。 また、次年度の主要課題としての小学生について実験し、データを収集し、論文にする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
消耗品費として15万円、国内学会及び国際学会において研究成果を発表するための旅費として35万円、データ整理及び被検者等の謝金として20万円、その他の雑費として30万円、合計100万円を執行する予定である。
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Research Products
(1 results)