2013 Fiscal Year Annual Research Report
閉経後女性の筋力低下予防のプログラム開発と継続性に着目した支援プログラムの検討
Project/Area Number |
23500861
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
萩 裕美子 東海大学, 体育学部, 教授 (20237902)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川西 正志 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 教授 (50177713)
山本 直史 愛媛大学, 教育学部, 講師 (40552386)
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Keywords | 加齢 / 老化 / 行動学 / 行動体力 / 筋力 |
Research Abstract |
本研究は、世界一の長寿を誇る我が国の女性の健康寿命を延伸させるために、行動体力のもとになる筋力に着目し、閉経後女性を対象として筋力低下を予防する運動プログラムを開発することを目的とした。またそのプログラムが有効であるかどうかを検証した。 運動プログラムについては、考案したプログラムを運動習慣のない中高年女性に実施してもらって、運動継続ができるかどうかを検証した。その結果、毎日の運動実施率は平均57%であり、2日に1度の実施と考えれば、運動習慣がないものでも比較的継続するには容易なものであることが明らかとなった。3か月の介入を行ったが、その結果、体重の有意な減少、腹部の脂肪の有意な減少、腹部の筋肉の有意な増加、下腿部前の筋肉の有意な増加が認められた。体力においては長座体前屈の結果が有意に増加し柔軟性が向上していた。また、椅子立ち上がりテストでは、椅子の立ち座りにかかる時間が有意に減少し早くなっていた。また、腹筋の機能を見る上体起こしは有意に増加していた。さらにバランスを見る開眼片足立ちも有意に向上していた。これらの結果は、運動プログラムの実施を心掛けて実施した結果と考えられる。毎日でなくても2日に1度でも継続して行えば、筋力低下の予防効果が期待できる運動プログラムであり、かつ継続しやすいものであることが実証された。従って本年度において、より広く啓発していくために、開発したプログラムのDVDを作成した。
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Research Products
(7 results)