2013 Fiscal Year Research-status Report
高齢者のための訪問給食サービスにおける献立の改善とその仕組みに関する研究
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23500881
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
秋永 優子 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (70167948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 修 長崎大学, 水産・環境科学総合研究科(環境), 准教授 (10222168)
下村 久美子 純真短期大学, 食物栄養学科, 教授 (00369828)
阿曽沼 樹 福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (40452700)
キ須海 圭子 九州女子大学, 家政学部, 講師 (20601412)
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Keywords | 訪問給食サービス / 高齢者 / 基礎調査 / アンケート |
Research Abstract |
高齢者のための訪問給食サービス (配食サービス)の実施状況について、これまでに予備調査として、自治体ならびに訪問給食サービスを行う事業所に対して実施した聞取り調査の結果を踏まえ、各自治体における実態把握のための基礎調査の調査項目を決定した。訪問給食サービスによって確保する食の質の程度に関しても検討し、その食事内容と献立のあり方の実態を確認するための調査となるようにした。自治体を対象として実施し、訪問給食サービスの目的としての根拠法令や安否確認の観点については問わず、食に関する点(給食の内容)に焦点をあてて、基礎調査票を作成した。基礎調査の対象地域は、福岡県全県とし、60市町村に対してアンケート調査票を送付し、約75%の回答を得た。予備調査結果の傾向からは、安否確認を重視し、食事の内容には関知しない自治体が増えているものと予想されたが、ほとんどの自治体が栄養バランスのとれた食事提供をねらいとしていることが明らかになった。栄養量の基準がある自治体は多くはなかったが、ご飯をやわらかめにするなどの高齢者向けの食事としての対応・工夫は、多くの自治体でみられた。一方で、業者への献立や食事内容面に関する研修等のあるところは稀で、高齢者自身に対する食生活指導のあるところも少ないことなどが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年度内に予定通り実施できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度の訪問給食サービス(配食サービス)基礎調査によって得られた結果をもとに、次年度以降に課題等を明らかにするとともに、各自治体の訪問給食サービスの実態に則した献立評価票の試案を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前年度末余剰分である431円について、使用できなかったことによる。 次年度はこれを,図書の購入に使用する。
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Research Products
(1 results)