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2013 Fiscal Year Annual Research Report

知識創造型ユビキタスな学びによる教員養成の基礎研究

Research Project

Project/Area Number 23501120
Research InstitutionKyoto Notre Dame University

Principal Investigator

神月 紀輔  京都ノートルダム女子大学, 心理学部, 教授 (20447874)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東郷 多津  京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (40237045)
KeywordsICT活用 / 教員養成 / LMS / 教育方法
Research Abstract

3年間の研究において,本学の小学校・幼稚園教員を目指す学生を対象に以下の研究を行った。
まず,本学に入学してきた学生の大半は,中学校高校での情報教育経験が少ないか,不得意としているものが多く,教壇に立つ場合に,ICTを利活用するイメージも少なく,主体性を重んじる授業形態にも慣れていないことが分かった。
そこで,大学教員によるいくつかの授業において,デジタルカメラを用いた模擬授業の動画撮影とその撮影された動画による反省会やLMS(Moodle)を用いたトピックについてのフォーラムを利用したコミュニケーションによる学びの深化を意図した方法で学習を行ったところ,他者の意見をWeb上で参照でき,自分の意見にも幅ができることや,写真・動画や自ら作成した指導案など様々なリソースを共有することによる自らの学習の進捗を実感させることができた。
この実感したことをもとに,前述のデジタルカメラ,LMSに加えて,学内にあるデジタル教科書や,大型のタッチパネルタイプの電子黒板,また組み立て式のセンサータイプの電子黒板などを活用した授業計画を行わせ,実際にマイクロティーチングによる模擬授業を行い,ICT活用を意図した授業づくりを行ったが,残念ながら,ICTを使う程度にとどまり,学習者の学びやリソースを活用するところまではたどり着かなかった。しかし,イメージを持つことができ,学習者の立場で学びを考えるようになった。
さらに学生のスマートフォンなどによる実践も試みたが,グループウェアの実装なしでは,Web検索やメール送受信程度でしか活用できなかった。Windows8のタブレット型PCによる授業展開については,グループウェアの実装に手間取り,効果の実証に至らなかった。学生は個人ではスマートフォンなどのデジタルデバイスを活用しているが,学習への利活用については教師側の環境設定が必要であるとわかった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2014 Other

All Presentation (2 results) Book (1 results)

  • [Presentation] 小中高等学校における大学教員による情報モラル講演で何ができるのか(2)

    • Author(s)
      神月紀輔
    • Organizer
      日本教育工学会第29回全国大会
    • Place of Presentation
      秋田大学
  • [Presentation] 学生のICT機器使用に関する予備的調査を生かした 英語ライティング教材開発

    • Author(s)
      東郷多津,神月紀輔,田中美和子
    • Organizer
      日本教育工学会第29回全国大会
    • Place of Presentation
      秋田大学
  • [Book] 伝えるためのライティング2014

    • Author(s)
      東郷多津,田中美和子
    • Total Pages
      83
    • Publisher
      京都ノートルダム女子大学

URL: 

Published: 2015-05-28  

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