2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23501150
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
松浦 健二 徳島大学, 情報化推進センター, 准教授 (10363136)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森口 博基 徳島大学, ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50335808)
金西 計英 徳島大学, 大学開放実践センター, 教授 (80204577)
|
Keywords | メディアの活用 / コミュニティ / 教育工学 / 身体知 / スキル |
Research Abstract |
本研究の目的は、人間の身体活動に関する成長・熟達課程をICT(情報通信技術)で支援すべく、複数種のコミュニティに偏在する身体知の共有環境を構築することである。とりわけ、全身身体活動を伴う反復運動を対象としたスキル開発支援についてその設計論に着目する。身体スキルの開発では、初級者から段階的に訓練手法が変化することが多いが、高度なスキルになると訓練における個別性の原則が強まり、共通的な支援手法をとりにくくなる。そこで、本研究では特に初級から中級に至る層を対象として、まずスキルの分類方法を包括的に扱える手法を取り入れ、それを活用したコミュニティサイトを構築した。 平成25年度は、それまでに設計・開発を行ったシステムを通じて、多様なスキルを対象にして、特にこれまで支援対象としていなかったスキルについても、スキル開発支援に取り組んできた。具体的には、反復運動の中では、各種の縄跳びやサッカーのリフティングについて取り組んできたが、類似課題としてフラフープ運動スキル開発の支援手法にも着手した。さらに、副課題として、反復運動系(連続運動)との対比軸の一つとして、分離スキルに相当する野球のスローイング解析にも着手した。 これらの成果は、技術的には画像処理やその他パタン認識手法の採用・統合によるシステム開発になっているが、本研究の主旨としては、コミュニティサイト上での訓練パタンの経路化という形で実施された。これは、上述のスキル分類に基づき実現されており、一様な訓練パタンではなく、多様な経路がたどれる形で実現している。対外的成果発表としては、論文誌、国際会議や国内大会等で実施してきた他、ウェブサイト上で掲載するコンテンツ化も実現し、積極的に成果公開に努めている。
|
Research Products
(7 results)