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2011 Fiscal Year Research-status Report

Webベースプログラミング学習支援環境のための柔軟なサーバー側基盤の構築

Research Project

Project/Area Number 23501152
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

香川 考司  香川大学, 工学部, 准教授 (50284344)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 富永 浩之  香川大学, 工学部, 准教授 (80253251)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywordse-ラーニング / プログラミング
Research Abstract

Scala 言語上の Web アプリケーションフレームワーク Lift を利用して、自動採点や成績処理、メッセージ送信などに関する細粒度のカスタマイズが可能な、Web ベースプログラミング学習支援システムのためのサーバー側プラットフォームの構築に着手した。当初は、学習者向けシステムの機能であるユーザー認証・出欠確認などの機能から実装する予定であったが、Lift のユーザー認証方式と、従来授業で運用していたシステムのユーザー認証方式との統合に手間取り、教師向けシステムの機能である自動採点・成績集計などの実装を先に行なうことに年度途中で方針を転換した。現在いくつかのユーティリティ関数を実装し、成績集計表の作成などに利用できることを確認している。 また本体システムと独立したタスクとして、バージョン管理システムとのインターフェイスの調査を行なった。分散バージョン管理システム git の Java API である JGit について調査し、現時点ではサーバー側プラットフォームとは独立した Java アプレットとして、git に対する Web インターフェイスを実装している。最終的には本体システムのスクリプト管理・提出物管理部に使用する見込みである。 また、エラーメッセージ収集のインターフェイスの調査として、クライアント側のプログラミング学習支援システム用プラットフォーム WappenLite に基づくシステムから、コンパイラのエラーメッセージを収集しサーバー側で蓄積・分析するシステムを構築した。最終的には本体システムのリアルタイムコミュニケーション機能と連係して動作する部分に使用する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

平成22年度までの科学研究費で開発し、本研究でもクライアント側ユーザーインターフェイスとして利用する予定の Web ベースプログラミング学習支援システムのためのクライアント側プラットフォームである WappenLite に基づくシステムを、授業などで実運用しようとした。しかし WebSocket などの仕様が定まらなかったこともあり、今年度に入ってからも WappenLite の大幅な改訂が必要となった。 また、Lift の標準的なユーザー認証方法と、これまで授業で運用していたサーバー側システムのユーザー認証方法が異なるため統合が必要となったが、 Lift の実装の詳細に立ち入る必要があることがわかった。 以上の作業に時間を割く必要が生じたため、予定していた機能の実装に十分な時間をかけることができなかった。

Strategy for Future Research Activity

まず、2011年度から取り掛かっている。提出後の一括自動採点・成績処理など教師側システムの機能から実装する。これにより、授業負担の軽減も期待できる。 次に、2011年度にいったん棚上げしていた Liftのユーザー認証と既存ユーザー認証の統合を実装する。これが実現すれば、リアルタイムコミュニケーション機能を導入し、ある条件を満たす学習者にだけ一斉にメッセージを送信するような記述を可能にする。これを可能にするためには、クライアント側システム WappenLite への機能追加も必要になる。 カスタマイズのために教師が入力したスクリプトを、再利用できるように整理して保存する機能も必要である。これには 2011年度に調査した JGit を用いたバージョン管理システムとのインターフェイスを利用する。 また、大学院生の研究協力者にタブレット等軽量クライアント用のクライアント側ユーザーインターフェイスの設計・実装に参加してもらう予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

システムおよびコンテンツ公開用のサーバーパソコンは予定通り購入する。授業などで多人数から同時にアクセスを受けてサービスを提供する必要があるため、マルチコアの CPU と 16GB程度のメモリを搭載することを予定している。 また、タブレット・電子書籍が急速に安価になっているので、最終年度にオプションとして計画しているタブレット・電子書籍をクライアント側ハードウェアとするシステムのための評価用に購入する。 国内の学会は 2011年度と同程度(5~6回)、発表・参加を予定している。 2011年度は参加を予定していた国際会議が入試日程の関係で参加できなくなったため、2012年度は夏頃と2013年春の 2回、国際会議で発表したいと考えている。

  • Research Products

    (7 results)

All 2012 2011 Other

All Presentation (5 results) Remarks (2 results)

  • [Presentation] Web3Dを用いたプログラムの関数呼び出し可視化システムの構築2012

    • Author(s)
      韓 根鎖・香川 考司
    • Organizer
      教育システム情報学会研究報告 26(6)
    • Place of Presentation
      大阪工業大学 枚方キャンパス
    • Year and Date
      2012 – 0317
  • [Presentation] バージョン管理システムGitのWebベースインタフェースの開発2012

    • Author(s)
      横山 裕一・香川 考司
    • Organizer
      教育システム情報学会研究報告 26(5)
    • Place of Presentation
      鹿児島大学 郡元キャンパス
    • Year and Date
      2012 – 0121
  • [Presentation] HTML5 を用いたプログラミング学習環境におけるエラーメッセージ収集システムの構築2011

    • Author(s)
      池田 秀聴・香川 考司
    • Organizer
      教育システム情報学会研究報告 26(4)
    • Place of Presentation
      関西大学 千里山キャンパス
    • Year and Date
      2011 – 1112
  • [Presentation] Haskell に対するWeb ベースのグラフィカルな学習支援環境2011

    • Author(s)
      白岩 真一・香川 考司
    • Organizer
      教育システム情報学会第36回全国大会(JSiSE2011)
    • Place of Presentation
      広島市立大学
    • Year and Date
      2011 – 0901
  • [Presentation] トレーサ機能を持つ Web ベース学習支援システム2011

    • Author(s)
      堀井 達也・香川 考司
    • Organizer
      教育システム情報学会第36回全国大会(JSiSE2011)
    • Place of Presentation
      広島市立大学
    • Year and Date
      2011 – 0901
  • [Remarks]

    • URL

      http://guppy.eng.kagawa-u.ac.jp/WappenLite/

  • [Remarks] (現在はクライアント側プラットフォームのみ)

URL: 

Published: 2013-07-10  

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