2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23501166
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
橋本 都子 千葉工業大学, 工学部, 教授 (50297983)
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Keywords | 小学校 / オープンスクール / 学習環境 / 子ども |
Research Abstract |
1.目的:本研究ではオープンスクールの校舎を活かした学習環境をつくり授業を実践することを目的に、千葉市立美浜打瀬小学校(以下M小)の教職員らと建築計画・音環境・教育方法の専門家らとの恊働で行なった活動について報告する。 2.教職員ワークショップ・校内研修会:M小の全教職員を対象に5回の研修会を行いその結果、ワークスペースの可動家具の配置が工夫されて子どもの居場所がつくられ、季節を感じる掲示や単元の理解を深める展示の充実が図られた。 3.国語・算数「チョイスde学習」6年生:決められた時間の中で子どもたちは自分に合った進め方や時間配分を考えて学習計画をつくり実行する。本を読む、映像資料をみる、パソコンで調べるなど、1単位時間の授業で取り組む教科や課題は子どもによって異なる。様々な学習コーナーをつくり、オープンスペースや余裕教室は「学びの場」としての機能を発揮する様子が確認された。 4.国語「響き空間での朗読」2年生:音の響きを活用する学習を実施した。校内各所で詩を朗読して「響きの差を体感する授業」を行い、校舎内で最も音が響く階段室では「朗読表現を楽しむ授業」を行なった。子どもたちは響きを楽しみ、主体的に学習に取り組んだ。 5.社会「みはま自動車工場」5年生:学習教材の掲示をすることで、普段はあまり使われていない廊下を「学びの場」に変えた実践例である。細長い廊下を“みはま自動車工場”として、部品から完成までの自動車生産ラインを掲示して、子どもの興味と理解を深めることができた。
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Research Products
(6 results)