2013 Fiscal Year Annual Research Report
MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究
Project/Area Number |
23520175
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Research Institution | Institute of Advanced Media Arts and Sciences |
Principal Investigator |
三輪 眞弘 情報科学芸術大学院大学, メディア表現研究科, 教授 (20336647)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐近田 展康 名古屋学芸大学, 造形学部, 教授 (20410897)
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Keywords | フォルマント合成 / 電子音楽 / 音素変換標準規格 / 人工音声制御 / ヒューマンインターフェース / 楽器論 / メディアアート / 演奏身体論 |
Research Abstract |
研究計画最終年度となったこの一年はまず、前年度に発表したMIDIアコーディオンのための左手ボタンと音節との対応関係(マッピング)を定めた「兄弟式日本語ボタン/音素変換標準規格」をその設計思想から問い直し、多言語にも拡張可能な改訂版「国際規格」を発表した。また、その新規格に基づく作曲作品「夢のワルツ」の改訂版を発表した。さらに、(株)NTTデータセキスイシステムズの山崎雅史の研究協力の下、前年度から試みていた、既存の(任意の)旋律(民謡など)をもとに、それをフォルマント兄弟考案による「和音平均化アルゴリズム」に最適化した理想的な鍵盤運指を「制約プログラミング」の手法で探索する研究が進み、その成果がプロジェクトの総括報告会で発表された。なお、まとめとして多岐にわたる本プロジェクトの成果、発表の記録などをプロジェクト専用サイトにまとめ、それらをわかりやすく解説した紹介ビデオ、及び、作曲作品「夢のワルツ」の実演を収めた動画を制作し、ウェブ上で公開した。 <発表記録> 2013/12/8 電気文化会館(名古屋)日本電子音楽協会「電力芸術演奏会」で兄弟式国際ボタン/音素変換標準規格(BBPTSI)初の「夢のワルツ」初演 2014/1/12 文化庁メディア芸術祭愛知展で「メディアと芸術 フォルマント兄弟のまなざしから」と題してプレゼンテーション 2014/2/22 IAMAS2014展、フォルマント兄弟の「MIDIアコーディオンによる合成音声の発話及び歌唱の研究」 総括報告(「和音平均化旋律・運指法」計画の成果発表を含む)、及びシンポジウム「兄弟式MIDIアコーディオンはヒューマンインターフェースなのか?」(ゲスト:久保田晃弘、福田貴成、山崎雅史)
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Research Products
(6 results)